先制ゴールを決めた中澤に抱きつく中村憲剛（左）と先制弾を演出した遠藤<br>【Photo by Kiminori SAWADA】

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　日本代表は６月１日、静岡スタジアムでキリンカップサッカー2007、モンテネグロ代表と対戦。立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けると、中澤、高原が続けざまに得点を挙げる。後半、一時押される場面もあったが得点は許さず２−０の快勝。３月に行われたペルー戦に続き今年２戦目も危なげなく勝利を収めた。

　前半からホームの日本が細かいパスをつなぎ主導権を握る。前半24分、それまで枠内シュートがなかった日本だが、CKから先制点を奪う。遠藤が中村憲からショートコーナーの折り返しをもらうと、遠いサイドにいた中澤へクロス。これを頭で叩き込む。さらに36分、右サイドの駒野がニアサイドに走りこんできた高原へクロス。体勢を崩しながらも頭で押し込んで追加点を奪った。

　２点を奪った日本は後半、６人の交代枠をフル活用。また阿部がセンターバックの中央に入り３バックを形成するなど様々な試作を行った。後半20分を過ぎたあたりから、徐々に運動量が落ち始めると、ＣＫから高原が相手にペナルティーキックのチャンスを与えてしまう。しかしこれを相手のエース、ブルザノビッチが外し得点には至らなかった。結局、２−０で試合終了。快勝を収めるも、オシム監督は「ボールを動かすサッカーができていなかった時間帯があった」と、まだまだ目指すべき「理想」にはほど遠いことを口にした。

　キリンカップ第２戦は５日、埼玉スタジアムでコロンビア代表と行われる。

先発メンバー
＜日本代表＞
ＧＫ：楢崎正剛
ＤＦ：坪井慶介、中澤佑二、阿部勇樹
ＭＦ：駒野友一、遠藤保仁 、鈴木啓太 、中村憲剛、山岸智
ＦＷ：高原直泰、矢野貴章

＜モンテネグロ代表＞
ＧＫ：ポレクシッチ
ＤＦ：ヨバノビッチ、パビチェビッチ、タナシエビッチ、バタク、
ＭＦ：V・ボジョビッチ、V・ヴヨビッチ、トゥンバセビッチ,チェトコビッチ
ＦＷ：ブルザノビッチ、プロビッチ

・【試合詳細】日本 vs モンテネグロ - キリンカップサッカー2007