欧州CL決勝トーナメント1回戦、ASローマ対リヨン(フランス)の第1戦は0−0のまま終了の笛が鳴り響いた。21日夜、イタリアの首都ローマで行われたこの試合は両チーム合わせて11枚のイエローカードが乱れ飛ぶ激戦。雨の中、戦前の予想を超えるトッティ(ASローマ)とジュニーニョ(リヨン)によるFK対決が、スタジアムに熱狂をもたらした。試合後、両監督とジュニーニョは以下のように語っている。

フーリェール(リヨン監督)
「8強進出へのパーセンテージに変化はないが、我々には好結果。枠内のシュート数は我々のほうが多かったし、内容も相手より上回っていた。リヨンとローマは似通ったチームであり、(第2戦も)簡単ではないだろ。この引き分けには満足している」

スパレッティ(ASローマ監督)
「まずは失点しなかったことが大きい。ピッチ状態が悪かったのが残念だ。この雨は(スピードを生かすローマより)体格に勝る相手に優位に働いた。決定機に欠けたが、内容のある試合だった。8強進出可能性?50パーセント」

ジュニーニョ(リヨンMF)
「もっとやれたはずだが結果は妥当。我々にとっても、おそらくローマにとっても良い結果と言える。8強進出を確実にするためにも勝利を狙っていたが、ローマはいいチームで我々の動きを鈍らせたよ。リヨンで勝てということだろう。イエロー乱発の主審?シミュレーションへの判定で1、2枚はセーブしても良かったのでは。今からはリヨンでの試合のことだけを考える」

佐藤 貴洋