欧州CL決勝トーナメント1回戦、敵地グラスゴーでの対セルティック(第1戦)を0−0のスコアレスドローで終えたACミラン。現地イタリアのスポーツ紙はこの結果をどのように捉えているのだろうか?イタリアを代表するスポーツ紙“ガゼッタ・デッロ・スポルト”、“コリエレ・デッロ・スポルト”、“トゥット・スポルト”の報じた21日付1面見出しは以下の通りとなった。

“ガゼッタ・デッロ・スポルト”
「ロナウドがいれば・・・」
ミランはセルティック相手にミス連発。ガリアーニ副会長「好結果の範疇で最悪の結果」

“コリエレ・デッロ・スポルト”
「ミラン、ほぼ決まり」
グラスゴーでセルティックに阻止(0−0)されたが、8強進出まであと一歩

“トゥット・スポルト”
「ミラン、価値あるゼロ(0−0)」
敵地グラスゴーでジラルディーノが決定機を外したが、8強進出は計算可能

アウェイでの引き分けに重きを置くイタリアらしく、0−0の結果に各紙絶賛はしないが一応合格点を与えている。負傷者続出ながら掴んだ敵地でのドローを「0−0の結果は最高とはいえないが、我々にはよくある結果で、最終的には好結果につながっている。8強進出の可能性を持っていることは確かだ」と淡々と総括したACミラン監督アンチェロッティ。ホームで絶対の強さを誇るACミラン、大舞台でのアウェイに拒絶反応を示すセルティック。各紙のポジティブ報道は7日まで続くことになりそうだ。

佐藤 貴洋