「腸活」だけじゃ足りない? これからは「胃活」が健康のカギ【眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話】
「腸活」だけじゃなく「胃活」も大切!
好不調を共有する運命共同体
食物を消化、吸収、排泄する仕組みは、胃と腸(小腸、大腸)の連携プレーが生み出すものです。つまりこれはお互いが緊密な関係にあり、どちらか一方が不調になれば、たちまちその影響がもう一方に及ぶことも示しています。
胃の不調で消化機能が低下すれば、腸の負担が増えて下痢や便秘を起こすことになるでしょう。腸での栄養吸収も低調になるため、ガスもたまりやすくなります。
腸の不具合も同様です。腸内環境の悪化が自律神経の乱れを引き起こせば、胃酸過多や胃もたれにつながるリスクが高まります。
じつは原因不明の胃のトラブル「機能性ディスペプシア」も、胃の問題ばかりで生じるのではなく、小腸の低調が胃の不快感などを引き起こすケースもあるのです。口から肛門までは消化管と呼ばれる1本の管で結ばれています。そう考えれば、胃と腸に限らず消化器系の臓器は運命共同体の関係にある、といえるのでしょう。実際に東洋医学では、膵臓や十二指腸までを消化器系のひとつの臓器(脾ひ)と見なしています。
近年、「腸活」がもてはやされていますが、腸の好不調は胃の調子に左右されるのですから、胃への関心も高まることを期待します。いつか「胃活」が健康のキーワードになるかもしれません。
胃と腸は消化器官としてチームで働く
胃活をすることで腸活もうまくいく
消化吸収がスムーズになる
食べたものがしっかりと消化・吸収できるようになり、栄養が体に行き渡るように。栄養が行き渡ることで、疲労回復、美肌などの効果も。
腸内環境がよくなる
腸への負担が減るので、善玉菌が増えやすくなり、腸内フローラが安定するように。便通がスムーズになり肌トラブルなども軽減します。
自律神経が整いやすい
腸は脳のストレスを受けやすく、腸の不調でホルモン分泌が弱るとうつ状態になるなど、脳と腸はお互いに影響し合っており、それを「脳腸相関」といいます。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 胃と腸の話』著:福原 真一郎

