美容外科医・高須幹也氏、政治家や芸能人の不倫が叩かれる背景を解説「ドーパミンが関与」

高須幹也氏が、自身の動画チャンネルで「政治家や芸能人が不倫すると叩かれる本当の理由」というテーマについて自身の見解を発表した。堅いタイトルの裏に、人間心理の複雑なメカニズムを深堀りする内容が込められている。

高須氏によると、有名人の不倫がメディアで報じられたり、人々の話題になったりすることは、日常的に目にする光景である。「例えば、最近では玉木雄一郎さんなど、多くの有名人が不倫で叩かれていますが、それに対して世間の反応は怒りに満ちている」と指摘。高須氏は「不倫はあくまで家庭内の問題であり、犯罪ではない。それにもかかわらずネットやリアルな会話で叩かれるのはどうしてなのか」と問いかけた。

「人間は他人が転落するのが嬉しいという心理がある」と、高須氏は分析。他人の失敗やスキャンダルに対して否定的な意見を述べてしまう理由は、自分が相手より上に立ったように感じ、脳内でドーパミンが出るからだという。「多くの人は、他人の不倫を叩くことで快楽を得ている現実があります」と明かした。

また、ユニークな視点として、高須氏は「人間は集団で生活する生き物なので、秩序を守るため、反した人を排除するという行動でもドーパミンが出る」と説明。「日本は昔より厳しくなっている。不倫自体は昔からあったが、かつては黙認されていた」とも語る。時代によって特定の行為を叩くターゲットのハードルが下がってきたことが、不倫が強く非難される原因と考察した。

動画の最後に高須氏は、「不倫を叩くにも正義感から来るものだけではなく、人間の心にはさまざまな動機が絡んでいる」と締めくくった。