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 「韓国007」が侍のスモールベースボールを警戒した。「ラグザスpresentsプレミア12」で15日に侍ジャパンと台湾・台北ドームで対戦する韓国代表の李晋映(イ・ジンヨン)コーチは「長打力は少し足りない。コンタクト率の高いタイプや速い選手が多い」と分析した。

 9、10日のチェコとの強化試合を視察。4番最有力候補だった岡本和がケガで出場辞退。打線は2試合で計22安打16得点も、本塁打は森下の一本だった。だが、バンテリンドームで希望選手による練習を見守った井端監督は「みんな“決めてやろう”と思っている。しっかり振っている」と攻撃陣に自信。宮崎合宿以降2度目の休日返上で練習し、チームで唯一「無休」の清宮も「(本塁打を)打てればいいけど、勝ちにつながる打撃が一番」と口にした。

 全28選手のうち11人がトップ代表初選出も井端監督は「どの選手でもMVPクラスの働きができるチャンスある。(短期決戦男が)5人くらい出ないかな」と期待。13日にオーストラリアとの初戦を迎える。(神田 佑)

 ≪開幕投手井上バザナ警戒≫初戦となる13日のオーストラリア戦に先発する井上が、バザナを警戒した。この日はバンテリンドームのマウンドから投球練習。すでに映像を見ており「スイングも鋭いですし、手ごわいバッター」と印象を口にした。井端監督は「腕が太く、体幹強そうだなと。スピード感もありそう」と分析した。

 ≪米ドラ1バザナ 大谷映像で研究≫オーストラリアは日本戦へ向けてバンテリンドームで練習を行った。今年のMLBドラフトで同国出身では初の全体1番目でガーディアンズから指名されたバザナが、フリー打撃で快音を響かせ「代表に貢献したい。ベストを尽くす」。代表デビューとなる左打ちの二塁手は1番での出場が濃厚。ドジャース・大谷、レッドソックス・吉田らの映像を見て研究しており「ワールドシリーズで優勝し、代表でも(WBCで)優勝に導きたい」と夢を語った。