サッカー・ロサンゼルス五輪監督は「引っ張るよりも早く決められれば」影山技術委員長が見解示す 候補は「難しさや困難を楽しめる人」
日本サッカー協会(JFA)は8日、都内で技術委員会を開催。影山雅永技術委員長が取材に応じ、28年ロサンゼルス五輪を率いる監督選定について「引っ張るよりも早く決められれば」と見解を示した。
28年ロサンゼルス五輪世代は来年9月にU−20W杯を控えている。同大会について影山委員長は、現在U−19日本代表を率いる船越優蔵監督が引き続き指揮を執ることを明言した。
ロサンゼルス五輪代表監督の具体的な決定時期については「契約に関わるので『今こうなってますよ』と正直、申しあげられない」としつつ、「次の世代をグッと上げるため、良い方向に進めるためには引っ張ることよりも速く決められればと思っています」と展望を語った。
国際サッカー連盟が定める国際Aマッチ期間外だったパリ五輪では、大岩剛監督が厳しい選手選考の条件下で、チームをベスト8に導いた。次期監督候補に要望する際は、こういった難しさを事前に伝えた上で、サポートを約束することを強調した。
「(パリ五輪より)ますます難しくなるよと。ベストな選手では戦えなくなるかもしれない。それも踏まえて一緒に戦って行きましょうと」。次期候補に求める資質としては、クラブのように毎日チーム力を積み上げることができないため、招集機会が少ない中でも対応できる人材を求めるという。同委員長は「難しさや困難を楽しめる人がいいと思います」と話した。