実の娘に性的暴行の罪 父親の初公判の期日決定 12月16日に富山地裁 娘は「(家庭内性被害者は)私で最後にしてほしい」と訴え
8年前、当時10代だった実の娘に対し性的暴行を加えた罪に問われている父親の初公判が、12月16日に富山地裁で開かれることが決まりました。
起訴状などによりますと、富山県黒部市の会社役員・大門広治被告(53)は2016年、当時高校2年生だった実の娘・里帆さんに対し、抵抗できない状態だと知りながら性的暴行を加えた準強姦の罪に問われています。
里帆さんや代理人の弁護士によりますと、この事件の初公判は、12月16日に富山地裁で開かれることになったということです。
里帆さんは中学2年生の夏ごろから母親が外出中の自宅で少なくとも8回、大門被告から被害にあったとして刑事告訴しました。
今年3月に警察が逮捕し、富山地検が起訴していました。大門被告は逮捕前の去年6月、JNNの取材に対して「関係ない」などと話していました。
父親が逮捕された3月に、里帆さんは会見を開き、「実名と顔出しで皆さんにお伝えして、少しでも社会が変われば。(家庭内性被害の被害者は)私で、できたら最後にしてほしい」と、声を上げた思いを話していました。