【海外発!Breaking News】懐いていた大型犬が豹変、10歳女児を襲う 母親は「死んでしまった」と泣き叫ぶ(英)
英ノースヨークシャー州マルトン近郊の村で現地時間1日、10歳女児が飼い始めたばかりの飼い犬に襲われて死亡した。襲ったのはアメリカン・ピット・ブル・テリア(ピットブル)の血筋を引く、筋肉質で力強い体つきが特徴の大型犬「アメリカンブリーXL」で、隣人は母親が「私の可愛い子が死んでしまった」と泣き叫ぶ声を聞き駆けつけた。英ニュースメディア『Metro.co.uk』などが報じた。
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1日の午後4時15分頃、マルトン近郊の村イースト・ヘスラートンのトレーラーハウスの中で、サバンナちゃん(Savanna、10)がアメリカンブリーXLに襲われて死亡した。サバンナちゃんはひとりっ子で、今夏に両親と一緒に引っ越してきたばかりだった。
農場を経営する隣人の一人は、「一家が飼っていたアメリカンブリーXLは登録を済ませ、しっかりケアされていた。非常に大きな犬で、何度かトレーラーハウス近くのパブ周辺で見かけたけど、周りの人や他の犬にちょっかいを出すこともなく、非常にしつけが行き届いていた」と明かし、こう語った。
「事故が起きた時、母親がトレーラーハウスの中から出てきて『私の可愛い子(Baby)が死んでしまった』と叫んでいた。その声を聞いて隣人らが駆けつけたけど、母親はかなり取り乱していたよ。」
「警察の到着は早く、ヘリコプター2機と救急車、武装警官が到着した。犬は警察が駆けつける前に、誰かが車内に閉じ込めていた。」
サバンナちゃんは手の施しようがない状態で、現場で死亡が確認された。父親はトレーラーハウスの裏の敷地で整備の仕事をしており、別の目撃者は「家族の一人が犬を車内に押し込んだ」と証言した。また、警察のスポークスマンは後に「犬は殺処分されることになるだろう」と公表し、次のように説明した。
「女児は飼い犬をとても可愛がり、犬も非常に懐いていたようだ。現時点で判明していることは、想定外の異常な事態が起きたということ。我々は現在、なぜ犬が攻撃モードに入ったのか、その原因を解明しているところである。」
なお、近隣住民はサバンナちゃんのことを「非常に礼儀正しく、美しく、知的な子だった」「よく近くの公園のブランコで遊んでいた」「『最近、新しいペットを飼い始めた』と言っていた」などと話しており、今回の事故に大きな衝撃を受けている様子だった。
イギリスでは、アメリカンブリーXLの繁殖や売買、贈与が「社会への脅威となっている」として今年1月から禁止され、2月からは無登録の飼育も違反となった。さらに公共の場では、アメリカンブリーXLにリード、マズルを装着することが義務付けられているが、今年7月にはサウスヨークシャー州ドンカスターで、10歳女児が無登録のアメリカンブリーXLに襲われて首に深い裂傷を負い、3人が逮捕された。
一方で今回の事故には、次のような厳しいコメントが寄せられた。
「防ぐことができた事故だ。アメリカンブリーXLは子供のペットとしては適さない。トレーラーハウスのような閉鎖的な空間であればなおさらだ。」
「もし女児がペットを選ぶことができたなら、違う犬種を選択していたのでは? 両親の責任は重い。」
「マズルを装着して散歩するアメリカンブリーXLを見かけるが、それでも信頼できない。力が強く、非常に危険だからだ。」
「いったい何人の子供が犠牲にならなければならないのか。この種を飼うことは禁止すべきだ。」
画像は『The Irish Times 「Q&A: the ban on XL bully dogs - why is it happening and what will it mean for dog owners?」(Photograph: Brian Lawless/PA Wire)』『Metro.co.uk 「Mum screamed ‘my baby’s dead’ after girl was attacked at home by pet dog」(Picture: NB PRESS LTD)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
1日の午後4時15分頃、マルトン近郊の村イースト・ヘスラートンのトレーラーハウスの中で、サバンナちゃん(Savanna、10)がアメリカンブリーXLに襲われて死亡した。サバンナちゃんはひとりっ子で、今夏に両親と一緒に引っ越してきたばかりだった。
農場を経営する隣人の一人は、「一家が飼っていたアメリカンブリーXLは登録を済ませ、しっかりケアされていた。非常に大きな犬で、何度かトレーラーハウス近くのパブ周辺で見かけたけど、周りの人や他の犬にちょっかいを出すこともなく、非常にしつけが行き届いていた」と明かし、こう語った。
「事故が起きた時、母親がトレーラーハウスの中から出てきて『私の可愛い子(Baby)が死んでしまった』と叫んでいた。その声を聞いて隣人らが駆けつけたけど、母親はかなり取り乱していたよ。」
「警察の到着は早く、ヘリコプター2機と救急車、武装警官が到着した。犬は警察が駆けつける前に、誰かが車内に閉じ込めていた。」
サバンナちゃんは手の施しようがない状態で、現場で死亡が確認された。父親はトレーラーハウスの裏の敷地で整備の仕事をしており、別の目撃者は「家族の一人が犬を車内に押し込んだ」と証言した。また、警察のスポークスマンは後に「犬は殺処分されることになるだろう」と公表し、次のように説明した。
「女児は飼い犬をとても可愛がり、犬も非常に懐いていたようだ。現時点で判明していることは、想定外の異常な事態が起きたということ。我々は現在、なぜ犬が攻撃モードに入ったのか、その原因を解明しているところである。」
なお、近隣住民はサバンナちゃんのことを「非常に礼儀正しく、美しく、知的な子だった」「よく近くの公園のブランコで遊んでいた」「『最近、新しいペットを飼い始めた』と言っていた」などと話しており、今回の事故に大きな衝撃を受けている様子だった。
イギリスでは、アメリカンブリーXLの繁殖や売買、贈与が「社会への脅威となっている」として今年1月から禁止され、2月からは無登録の飼育も違反となった。さらに公共の場では、アメリカンブリーXLにリード、マズルを装着することが義務付けられているが、今年7月にはサウスヨークシャー州ドンカスターで、10歳女児が無登録のアメリカンブリーXLに襲われて首に深い裂傷を負い、3人が逮捕された。
一方で今回の事故には、次のような厳しいコメントが寄せられた。
「防ぐことができた事故だ。アメリカンブリーXLは子供のペットとしては適さない。トレーラーハウスのような閉鎖的な空間であればなおさらだ。」
「もし女児がペットを選ぶことができたなら、違う犬種を選択していたのでは? 両親の責任は重い。」
「マズルを装着して散歩するアメリカンブリーXLを見かけるが、それでも信頼できない。力が強く、非常に危険だからだ。」
「いったい何人の子供が犠牲にならなければならないのか。この種を飼うことは禁止すべきだ。」
画像は『The Irish Times 「Q&A: the ban on XL bully dogs - why is it happening and what will it mean for dog owners?」(Photograph: Brian Lawless/PA Wire)』『Metro.co.uk 「Mum screamed ‘my baby’s dead’ after girl was attacked at home by pet dog」(Picture: NB PRESS LTD)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)