トラックの後部に衝突した観光バスから運び出される負傷者(24日、マレーシア西部ペラで)=AP

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 【バンコク=佐藤友紀】マレーシア西部ペラ州で日本人観光客11人を乗せた観光バスがトラックと衝突し日本人1人が死亡、10人が重軽傷を負った事故で、地元警察は、マレーシア人男性のバス運転手による過失の有無を捜査している。

 警察によると、運転手は違法薬物に絡み指名手配されていたといい、顔などを負傷した運転手の回復を待ち、事情を聞く。血液や尿の検査も行っている。

 事故は24日、バスが前方を走行していたトラックに追突。25日に記者会見した警察の担当者は、高速バスの運転手の人数などを定めた現地の法律に照らし、今回は運転手2人態勢とすべきケースだが、1人しかいなかったと指摘した。警察は地元バス会社による安全管理態勢についても調べる。