「不慣れな役割を押し付けられている」低迷続くパレスで鎌田大地の起用法を問う声も 代表戦ゴールで「監督にも責任がある」
日本代表で存在感を見せつけた鎌田。これをきっかけにクラブでも復調なるか(C)Getty Images
鎌田大地所属のクリスタル・パレスは、現地時間10月21日(日本時間22日)、プレミアリーグ第8節でノッティンガム・フォレストと対戦する。
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開幕から7試合で4敗3分けといまだ勝ち星なしの18位と苦しい状況が続いているクリスタル・パレスに対し、イングランド国内においてオリバー・グラスナー監督の手腕を問う声なども少なくない。そして、もちろん今季より加入となった鎌田のプレーも現地メディアから厳しい目が向けられているようだ。
英スポーツサイト『Sky Sports』では、インターナショナルブレーク明けのゲームを前に、クリスタル・パレスのここまでのチーム状況について論じるトピックを配信している。
同メディアは、昨季までチームの主力だったミカエル・オリーズ、ジョルダン・アイェウが退団となった影響が大きいと説くとともに、今季の新戦力のパフォーマンスもそれぞれ低いと指摘。その中で鎌田については、「フランクフルトでのグラスナー監督との過去の経緯から大きな期待を背負って加入したが、現在まで期待外れとなっている。ブレントフォードとのデビュー戦では目立った活躍もなく、それ以降もほとんど存在感を発揮できていない」と評価。
また、起用法にも言及しており、「カマダの適応の難しさは、不慣れな守備的ミッドフィルダーの役割を押し付けられたことでさらに悪化している」と印象を綴っている。さらに、「グラスナー監督は『一人の選手の責任だと言うのは本当に不公平だ』と辛らつな評価を受けている日本代表選手について語った」と指揮官の鎌田に対するコメントを紹介。
その上で同メディアは、「しかし、カマダのスタートダッシュの遅れについては、監督自身にもいくばくかの責任がある。先週、彼はサウジアラビアで日本代表としてプレーし、得意の10番(トップ下)のポジションで得点も挙げた」と鎌田のパフォーマンスを振り返っており、代表戦でのプレーを踏まえ、「グラスナー監督がその点を考慮するかどうかは、今後の展開を見守る必要がある」と同メディアは見通している。
現在、クリスタル・パレスはシーズン序盤とはいえ降格圏の18位に沈んでいる。現地メディアが指摘する通り、鎌田の特徴をより引き出すためにも、指揮官の起用法に変化が必要なのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]