不思議でかわいいロボットがたくさん『エレクトリック・ステイト』

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 Netflixは17日、映画『アベンジャーズ』シリーズや『グレイマン』を手掛けた兄弟監督、アンソニー・ルッソとジョー・ルッソの最新作『エレクトリック・ステイト』を2025年3月14日より世界独占配信すると発表、吹替版のティザー予告編を公開した。

 本作は、「ストレンジャー・シングス」シリーズのミリー・ボビー・ブラウンと『ジュラシック・ワールド』シリーズなどのクリス・プラットが共演する、同名グラフィック・ノベルを原作とした、“現実とは異なるもうひとつの1990年代”を描くロードムービー。

 ティザー映像に映し出されるのは、ロボットによる反乱が人類によって鎮圧された後の世の中。敗北したロボットは立場を弱めて人類に使役され、勝利したはずの人類もテクノロジーに呑みこまれた生活を送っていて、互いのつながりが希薄になっている。親を亡くした孤独な少女ミシェル(ミリー)の「戦争後、大切なものを失いました。ロボットは自由を失い、人間はつながりを失った。あたしは家族を失った」という台詞が物語る通り、寂寥感が漂っている。

 自身の弟クリストファーと死に別れたと思っていたミシェルはある日、どこか弟に似た雰囲気をまとった黄色いロボット、コスモと出会う。天才的な頭脳を持つクリストファーがコスモを操作していると知ったミシェルは、閉塞感に満ちた町を飛び出し、弟と再会するための“すこし不思議”な旅へ出発する。

 彼女らが出会うのは、怪しげで胡散臭いけど世話焼きな密輸業者のキーツ(クリス)と、口達者なロボットのハーマン(声:アンソニー・マッキー)。否応なしに行動を共にすることになった一行。そして、そんな彼らの行方を妨げようとする邪悪な組織まで現れる。この組織は、クリストファーの失踪にも大きく関わりがあって……。

 ルッソ兄弟が描き出すのは、アニメのキャラクターや、マスコットキャラのような見た目のロボットが暮らしている、少しだけ変な世界。大小さまざまなタイプのロボットが暴れまわる、スケール感にあふれたアクションとバトルも満載だ。

 ミリーやクリスに加え、キー・ホイ・クァン、ジャンカルロ・エスポジート、ジェイソン・アレクサンダーなど豪華キャストが集結。さらにボイスキャストにも、ウディ・ハレルソン、アンソニー・マッキー、ブライアン・コックスなどスターがそろっている。(編集部・入倉功一)

Netflix映画『エレクトリック・ステイト』は2025年3月14日(金)より世界独占配信