「双高」品種の栽培を推進、サツマイモが農村振興の主力に 中国貴州省思南県
【新華社銅仁10月17日】中国貴州省銅仁市思南県はここ数年、県の主力産業として、高でんぷん・高収量の「双高」を特長とする品種のサツマイモの栽培に力を入れ、品種更新を積極的に進め、製品の販路を拡大し、サツマイモ産業チェーンの育成と拡張を図るなど、絶えず伝統ある産業に活力を与え、成長力を強めている。
同県にはすでにサツマイモ品種の研究開発、育種、栽培、でんぷん加工、製品開発、販売、サツマイモかすの乾燥・利用などの全産業チェーンが形成されており、サツマイモのでんぷん、春雨などさまざまな商品分類で、40種類以上の製品を生み出している。
今年に入り、県が設立したサツマイモの高付加価値加工企業、貴州佳里佳農業発展が栽培契約を締結したサツマイモ畑の面積は10万ムー（約6670ヘクタール）に及び、6607世帯の農家、約3万人が栽培に従事し、世帯平均8千元（1元＝約21円）以上の増収を実現。地元では、サツマイモ産業が農村振興を支えていけるよう引き続き努力していくとしている。（記者/楊焱彬）
