「現実的な選択肢ではないか…」”価格高騰”の菊池雄星、ツインズ地元メディアが獲得を熱望も高額契約を不安視
アストロズで大きな可能性を示した菊池は、良いオファーを受け取りそうだ(C)Getty Images
アストロズ・菊池雄星の去就に注目が集まっている。
菊池は渡米6年目の今季、ブルージェイズの一員として22試合に先発。4勝9敗、防御率「4.75」という成績を残し、7月末にアストロズへトレード移籍した。すると成績が良化。10試合に登板して5勝1敗、防御率「2.70」と期待に応えた。
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今オフの動向が注目される菊池。そんな中、米メディア『Minnesota SportsFan』は「ツインズが今オフに獲得を目指すべき先発投手3名」と題した記事を配信。菊池はドジャースのウォーカー・ビューラー、ガーディアンズのマシュー・ボイドともに、ツインズの補強候補として名を連ねた。
同記事は菊池について「最近のツインズが関心を示している投手の中で、最も注目されているのはキクチだ」と評価。さらに「フリーエージェントとなった今、ミネソタはキクチにただお金を払えばいい。球団は彼がブルージェイズと契約する前から興味を持っており、その意向を再開することができる」と、長く関心を寄せていたことを明かした。
一方、金銭面について「キクチは年間約1500万ドルを受け取ることになり、複数年契約になるだろう」と予想。その上で高額なために「ツインズにとってキクチは現実的な選択肢ではないかもしれないが、もしかしたら例外的に獲得できるかもしれない」と伝え、特別な評価をしていることを示唆した。
また、同記事は菊池のアストロズ移籍後の活躍に注目しており「キクチはアストロズでの終盤に驚異的な数字を残した。彼の高度な指標を考えれば、それは予想できたことだった」と絶賛。加えて「ミネソタは同様の成果を上げる手助けができるかもしれない」と、菊池獲得を促した。
33歳の菊池は今季、アストロズの地区優勝に貢献し、キャリアハイとなる206奪三振を記録するなど充実したシーズンを送った。来季はどこのユニフォームに袖を通しているのか、その動向から目が離せそうにない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]