◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ ドジャース3―7メッツ(14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 メッツのS・マナイア投手(32)が14日(日本時間15日)、リーグ優勝決定シリーズ第2戦の敵地・ドジャース戦に先発。6回途中2安打3失点7奪三振の好投で白星を挙げ、シリーズを1勝1敗のタイとした。

 ドジャース戦はレギュラーシーズン通算11試合(8先発)で1勝5敗、防御率7・09と苦手にしていたが、今季途中から腕の位置を少し下げたことが功を奏し、自己最多タイの12勝を挙げた実力を大舞台でも発揮した。「ゼロを続けられて良かった。ゲームプランに沿って、ラインアップ一人ずつと戦い、次の打者に向かっていった」と胸を張った。

 インステップからサイド気味の変則投法で、1番・大谷翔平投手(30)は3打数無安打と完璧に封じた。レギュラーシーズンでは通算7打数2安打の打率2割8分6厘、今季は2打数1安打1打点だったが、この日は初回先頭の第1打席は空振り三振、3回先頭の第2打席は見逃し三振、5回2死の第3打席は一飛と打撃をさせなかった。

 マナイアは「彼(翔平)はアンビリーバブルな選手だから、彼を素早くアウトにできてハッピーだ。ダメージを与えさせなかったから」と笑顔。“大谷対策”については「どの打者に対しても同じで、ただ攻めていった。カウントをストライク先行で打たせないようにした。彼を早めにアウトにするよう試みた。三振が取れたのはクールだが、フライでアウトを取れたのもハッピーだ」と話した。