府中牝馬Sを制したブレイディヴェーグ(右)=撮影・棚橋慶太

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 「府中牝馬S・G2」(14日、東京)

 2番人気のブレイディヴェーグが長期休養明けもなんのその、鮮やかに差し切って快勝した。23年エリザベス女王杯に続き重賞2勝目。2着には10番人気のシンティレーション、3着には1番人気のマスクトディーヴァが入った。

 昨年勝利したエリザベス女王杯以来、11カ月の休養を挟んでの出走だったが、やはり力が違った。道中は中団後方でゆったり構え、最後の直線を迎えると、残り400メートルで外に出してスパート。あっという間に他馬をかわし、そのまま楽々と先頭でゴールを駆け抜けた。

 ルメールは「3、4コーナーで手応えはちょうど良かったから、(最後の直線は)大外を選んだ」と笑顔。そして「すごくいい馬です。能力はチェルヴィニアと同じくらいのレベル。たくさん(レースを)使えないけどポテンシャルは高い」と、牝馬2冠馬の名前を出して称賛した。