記者会見に臨んだ新実彰平氏=2024年10月12日午後2時15分、京都市下京区、西崎啓太朗撮影

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 日本維新の会は12日、来夏の参院選京都選挙区(改選数2)の候補者に元関西テレビアナウンサーの新顔、新実(にいみ)彰平氏(35)を擁立すると発表した。

記者会見に臨んだ新実彰平氏=2024年10月12日午後2時14分、京都市下京区、西崎啓太朗撮影

 新実氏は同日、京都市下京区で開いた記者会見で「社会がこれだけ変わっているのに日本の構造、仕組みがそこに追いついていない」と指摘。「しんどい思いを抱える方、望まぬ孤独を抱える方がゼロになる社会」をつくりたいと話した。デジタルツールで個人の困りごとを把握し、行政がプッシュ型支援をしやすい制度づくりなどをめざすという。

 新実氏は同市左京区出身。京都大を卒業し、2012年に関テレにアナウンサーとして入社。17年からニュース情報番組のメインキャスターを務めた。10月1日に同社を退社していた。会見に同席した同党の藤田文武幹事長は「(アナウンサー時代から)非常に真面目で、礼節があり、政治の道に来ても絶対に活躍するという印象を持っていた」と話した。

 同選挙区にはこれまでに自民党現職の西田昌司氏(66)、共産党現職の倉林明子氏(63)が立候補を表明している。(西崎啓太朗)