地区シリーズ第5戦、先発し5回0封と快投した山本由伸【写真:ロイター】

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ナ・リーグ地区シリーズ第5戦

 米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第5戦は11日(日本時間12日)、本拠地のドジャースがパドレスに2-0で勝ち、3勝2敗として3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。「1番・DH」で出場した大谷翔平投手はパドレス先発のダルビッシュ有投手と対峙した3打席を含め、4打数無安打。山本由伸投手は5回2安打無失点の好投で、ポストシーズン初勝利を挙げた。

 勝てば突破、負ければ終戦の天王山を託された山本。ダルビッシュとの投げ合いで5回0封の快投を演じ、ポストシーズン初勝利を飾った。5回を終えてベンチに下がる際、ハグで出迎えて称えたデーブ・ロバーツ監督は試合後、FOXスポーツの中継に出演。山本について称賛した。

 往年の名選手デービッド・オルティス氏から「今日のヤマモトはワオだ。WBCを思い出させたが、今日は素晴らしかった。何が違ったのか?」と振られると指揮官は「私がヤマモトに思うことは……誰もが彼にかけられている期待やプレッシャーを理解できないと思う。彼らは国を背負って戦っているんだ。それはユウ・ダルビッシュについても同じことが言える」と述べ、心中や立場を慮った。

 その上で「今夜ヤマモトがやったこと、彼はドジャース以上のものを背負っていた。ドジャースもそうだが、日本も背負っていた。WBCでもそうだが、彼は大きな舞台でピッチングしている。最初の1球目、97マイル、彼は集中していた」と大舞台での強靭な精神力を絶賛した。

(THE ANSWER編集部)