「ジャンポケ」おたけ&太田、コンビで舞台 斉藤慎二の契約解後、初の公の場で謝罪 「漫才」で再出発
お笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久(40)とおたけ(41)が9日、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場の舞台に出演。斉藤慎二(41)の性的暴行疑いによる吉本興業との契約解除後、コンビとしては初となる公の場に登場し「どうもすみませんでした」と謝罪した。ネタは、トリオが得意としていたコントではなく「漫才」を披露した。
この日の公演には、7組中6番手で登場した。冒頭、2人は並んで深々と頭を下げ「どうもすみませんでした」と謝罪。観客からは長い拍手が送られた。おたけは、8日にも披露した「おたけサイコッチョー」のギャグを冒頭で披露。太田から「過去一不謹慎だな」とツッコまれていた。
また「ジャンポケ」は主にコントを主戦場としていたが、この日はおたけがツッコミ・太田がボケを担当し、「迷子になった父」という設定の漫才を披露した。
斉藤は今月7日、不同意性交などの疑いで警視庁に書類送検された。7月にロケバス内で20代女性に性的暴行を加えたとされる。同日、所属する吉本興業は契約を解除。吉本興業公式サイトの「ジャングルポケット」のプロフィルから斉藤の写真などが削除され、今後は太田とおたけの2人で活動していくと説明していた。
8日には太田、おたけがSNSを通じてそれぞれ声明を発表。おたけは「なんでこんな事になってしまったのか、強い苛立ちと悲しみが込み上げています」と怒りを示し、太田は「17年間、皆様に笑いを届ける為3人で頑張ってきましたが、このような形で応援してくださる皆様を裏切る事になってしまった事が本当に悔しく、やりきれない思いでいっぱいです」と吐露。今後については「これからのジャングルポケットに関してはおたけとしっかりと話し合い、今後のことを決めていきたいと考えております」としていた。
また同日には、本来トリオで出席するはずだった競輪・郡司浩平の祝勝会に、おたけが一人で参加。祝辞の際に「相方が大変なことになってしまいまして。1人で来ることになりました」と事情を説明し「相方が不祥事を起こして解雇になった気持ちをいきます…おたけ、さいこっちょー!」と持ちネタを披露。会場の笑いを誘っていた。