ミハエル・シューマッハー氏=2001年10月

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 元F1ドライバーで7度世界王者となったドイツ人ドライバー、ミハエル・シューマッハ氏が、スキーで負った大けがから10年以上経過し、初めて家族以外の人の前に姿を見せたという。

 ドイツのタブロイド紙、ビルドなど複数メディアによると、マジョルカ(スペイン)の自宅で行った娘の結婚式でのこと。出席者のリストの中に名前はなかったものの、出席者が携帯電話を預けるなど厳重な警戒体制のなか、サプライズとして登場したという。

 シューマッハ氏はドイツ出身の55歳。2012年までに7回世界チャンピオンとなった。2013年冬にフランスでスキーをしている時に頭を打ち昏睡状態となり、複数の手術を受けた。その後は公の場に姿を見せることはなく、「自分の足で歩くことができず、車いすを使用している」「記憶障害がある」など関係者の証言があるものの、家族の意思により詳しいことは分かっていない。