不器用な息子さんが懸命に作った鳥の花冠に称賛の声「可愛さマシマシ!」「優しい次男さん」
「次男がこの子に花冠を作ってくれました」
ポストされたのは、花冠を被った一羽の鳥の写真です。花冠を作られたのは投稿者さんの次男さんとのことで、その手腕に対して称賛のコメントが多数寄せられました。
「可愛さマシマシ!!」
「ディズニーに出てくる可愛い鳥みたい」
「優しい息子さん‼️しかも上手」
「お花の色味もこの子に合ってますよね」
本物の鳥かと思いきや、こちらは羊毛フェルトのぬいぐるみとのこと。あまりにもそっくりなので、初見だと本物と見間違えちゃいそうですね。ポストをされたぷぷまめぺーさん(@pupumamepee)に詳しくお話を聞きました。
ーー写真の鳥さんはぬいぐるみなんですね?
「羊毛フェルト(ニードルフェルトとも言われます)は引っ掛かりのある特殊な針で羊毛を刺し絡め、固めて形を作っていくものです」
ーー今回、この花冠を作ったのは?
「我が家にもインコがおり(@choppar1love725)、花冠を乗せると物凄く可愛いんだろうなと普段から妄想していましたが実際のインコに出来る訳もなく、羊毛インコさんに夢を叶えてもらおうと始めました」
ーー花冠を作られた次男さんはもともと手芸が好きなのでしょうか?
「鳥フェス大阪というイベントに私が初出展するという事もあり、今までになく羊毛インコや花冠を作りためていて、その姿を見て何か手伝おうと思ったらしく、羊毛は無理なので花冠を作ってくれました。24歳の大人ですが不器用なので私の5倍程時間がかかりました笑」
ーー非常に小さな花冠ですが、この花冠を作る際に苦労されたことは?
「苦労は全くなく、いろんなカラーのインコさんを想像しながら『あの子にはどの色のお花が似合うか』など、考えを巡らせるのが実に楽しい作業です」
ーー鳥の作品を多数作られていますが、最初のきっかけは?
「元々トールペイントの講師をやっていたり、頭に描いたものを形にするのがとても好きでした。羊毛フェルトの存在を知って作ってみたかったのですが、なぜ綿の様なものを針で刺して形ができるのか原理がわからず手を出せませんでした。それがある時100均のセットを買って試してみると一気に腑に落ち、それから我が家の鳥を作り始めました。
作品をツイートしていると、ある時販売してほしいというDMがあり、そこから販売を考えました。特に多いのが亡くなった愛鳥さんを作ってほしいというご依頼でした。自身も愛鳥を亡くしており、痛いほど気持ちがわかるのですが、ご依頼文を読むだけで涙が出るし作り進めてどんどん表情が出てくると、その子も早く飼い主さんに会いたい気がしてまた泣けます。
愛鳥に限らずですが、その子を思い出す時にどうしても闘病中の姿や最期の姿も連なって出てきてしまいます。でも、そんな時間よりもっと長い時間、楽しく過ごした記憶だけを羊毛インコさんを見て思い出してほしくて、辛い記憶を掻き消すほど満面の笑みのインコさんを送りたいと思っています。もちろん亡くなった子だけでなく、お家にいる鳥さんも満面の笑みでお届けします☺︎」
ーー今までに作られた作品の中で、お気に入りは?
「全羽それぞれ思い入れがあり可愛くて特にお気に入りという子はいません。しかし、作った小鳥さんたちに花冠を付けるとより一層愛らしさが増します。夢の国ではこんな小鳥さんたちがいるような妄想をしております」
ぷぷまめぺーさんは「こちらも思わず笑顔になるような子を作るように心がけています。また、11月4日に『鳥フェス大阪2024』に出展しますので、興味がありましたらお越しください!」と話してくれました。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・行橋 友)