(『おむすび』/(c)NHK)

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9月30日の『おむすび』

現在放送中の橋本環奈さん主演・連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。第1週「おむすびとギャル」が9月30日に放送され、話題になっています。

*以下、9月30日放送内容のネタバレを含みます。

平成16年、福岡県糸島で農業を営む父・聖人(北村有起哉さん)、母・愛子(麻生久美子さん)、祖父・永吉(松平健さん)、祖母・佳代(宮崎美子さん)と暮らす米田結(橋本環奈さん)は、高校に入学した。

幼なじみの陽太(菅生新樹さん)やクラスメートの恵美(中村守里さん)と部活について話し、陽太は野球部、恵美は書道部に入るというが、結は特に入りたい部を思いつかない。

そんな結は放課後、海を見によく行く漁港で、不測の事態に遭遇する――といった話が描かれました。

漁港で物思いにふけるヒロイン・結

本日の放送内で、糸島の高校に入学したヒロイン・結。

伝説のギャルである姉の歩(仲里依紗さん)について、同級生の古賀陽太(菅生新樹さん)や担任の松原保(長谷川忍さん)から入学早々いじられ、ドラマ中盤、訪れた漁港で物思いにふけります。

そこで男の子が帽子を海に落として泣きじゃくるところに出くわすことに。

一瞬考える様子を見せた結でしたが意を決し、帽子を取るべく、制服のまま海に飛び込みます。

朝ドラヒロインか

「なんで海に飛び込んでるっちゃろ。うちは朝ドラヒロインか。人助けって…。これ絶対米田家の呪いやん」

などと考えながらも、無事に帽子をゲットした結。

しかし、その様子を見かけた四ツ木翔也(佐野勇斗)が「今助けっど!」と叫び、今度は結を助けようと海へ飛び込みます。

無事に陸に上がった二人。翔也は結に対して「おめえ、服着たまま海に飛び込むなんてあぶねえべ」と栃木弁で話します。

すると結も「あんたも服着とうやん」と答え、結は6歳からこの海で泳いでいたこと、対して翔也は3歳から川で泳いでいて「鬼怒川のカッパ」と呼ばれていたと話します。

対して結が、それって絶対バカにされていたはず、と指摘すると、翔也は「そうか…」と答えて、少し落胆する様子を見せるのでした。

朝ドラのヒロインか

初回放送で海に飛び込んだ結。

朝ドラの過去作としては、『てっぱん』でも初回でヒロインのあかりが、また『あまちゃん』ではヒロインのアキがよく海に飛び込んでいたので、そのシーンを思い出した視聴者が多かったようです。

ネットでは「結自身が『朝ドラのヒロインか』とメタ発言(笑)」「遅刻遅刻!朝食!パク! 自転車で鉄道と並走! 制服着たまま海へダイブ! ベタ展開踏みまくり」「制服がぁ! クリーニングがぁ! とお母さんの声の幻聴が聞こえる…」「朝ドラはこういうのでいいんだよ。これから楽しみ」「危ないから服を着たまま海で泳ぐのはやめましょう」といった声があがっていました。

朝ドラ通算111作目となる『おむすび』の舞台は平成“ど真ん中”の、2004年(平成16年)。ヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)は、福岡・糸島で両親や祖父母と共に暮らしていた。

「何事もない平和な日々こそ一番」と思って生きてきた結。しかし、地元で伝説と化した姉の存在や、謎のギャル軍団、甲子園を目指す野球青年など、個性的な面々にほん弄されていく。そんな仲間との濃密な時間の中、次第に結は気づいていく。「人生を思いきり楽しんでいいんだ」ということを――。

青春時代を謳歌した自然豊かな糸島、そして阪神・淡路大震災で被災するまでの幼少期を過ごした神戸。ふたつの土地での経験を通じて、食と栄養に関心を持った結は、あることをきっかけに“人のために役立つ喜び”に目覚める。

ドラマには松平健さんや仲里依紗さん、佐野勇斗さんらが出演し、リリー・フランキーさんが語りを担当。脚本は根本ノンジさんが、主題歌『イルミネーション』はB’zが手掛けています。