エンゼルス監督、選手に「彼らはメジャー級ではない」の発言→撤回 「私の意味することは違う」
「選手たちが成長しなければならないという意味」
米大リーグのエンゼルスは26日(日本時間27日)、シカゴで行われたホワイトソックス戦に0-7で敗れ、球団ワースト記録となる今季96敗目(63勝)を喫した。これまでの記録はカリフォルニア・エンゼルス時代の1968年、80年に記録した「95敗」だったが、44年ぶりに更新した。そんな中、今季から就任したロン・ワシントン監督が「メジャー級でない選手がいる」とした発言の撤回に追い込まれる騒ぎが起きている。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」が「ワシントン監督が、エンゼルスのチームには『メジャー級ではない選手がいる』との発言を撤回」という見出しで伝えている。
今季から指揮を執るワシントン監督について、記事では「エンゼルスでの初年度では、何度か不満を示す場面があった。最近のものは間違いなく良いものではない」としたうえで、今週初めの発言を伝えている。
オフの方針として「スーパースターではないが、プレーの仕方を分かっている選手を獲得しに行く」と説明。現状について「我々は真の野球選手を獲得するのを忘れていた。現在のチームにいる選手を悪く言うつもりはない。しかし、彼らはメジャー級の選手ではないし、チャンピオンシップを獲得する助けにもならない」としたのだ。
ワシントン監督は26日(同27日)になって、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者に対し、「間違った言い方だった」としたうえで、次のように弁明したという。
「私の意味することは違った。チームが私にメジャー級の選手を与えてくれないと言ったわけじゃない。選手たちはメジャー級の選手に成長しなければならないという意味だった」
エンゼルスは大谷翔平投手が昨季限りで退団。主砲マイク・トラウト外野手の長期離脱などもあり、苦しい戦いを強いられている。
(THE ANSWER編集部)