ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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野球とアメフトの二刀流で活躍したディオン・サンダース氏

 ドジャース移籍1年目で空前絶後の53本塁打&55盗塁の「53-55」に到達し、驚愕の活躍を続けている大谷翔平投手。打ち立てる記録の凄さは野球界の域を飛び越え、同じ米4大スポーツのアメフト界に大きな影響を及ぼしている。野球とアメフトの“二刀流”としてともに偉大な記録を残したレジェンドが大谷について「ジョーダンやブレイディに匹敵する」と発言。米専門局SNSが動画を公開している。

 1990年代から2000年代前半にかけてMLBのヤンキースやブレーブスなどでプレーした一方、同時期にN FLのカウボーイズなどでもプレーしたディオン・サンダース氏。史上唯一、ワールドシリーズとスーパーボウルを戦った選手で、同じ週にMLBで本塁打を放ち、N FLでタッチダウンを決めたという偉業の持ち主でもある。現在はコロラド大フットボールチームのヘッドコーチとして活躍中。そんなレジェンドも大谷の活躍には目を見張った。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のカレッジフットボール専門X(旧ツイッター)はサンダース氏の発言を紹介。コロラド大の試合会見で「オオタニは信じられないくらいすごいよ。世界のジョーダンやトム・ブレイディに匹敵する。彼は我々が理解できないことをやっている」と話した動画を公開した。

 大谷の活躍の話題はアメフト界でも沸騰。大谷がマーリンズ戦で「50-50」に到達した現地19日にニューヨークで行われたN FLジェッツ―ペイトリオッツ戦の中継内で、実況のアル・マイケルズ氏とESPNベテランアナリストのカーク・ハーブストレイト氏も大谷に言及。こんなやり取りが行われた。

「他のスポーツのニュースですが、今日のショウヘイ・オオタニです。ドジャースのマイアミでの試合で6打数6安打、ホームラン3本、打点10、2盗塁で現在51本塁打、51盗塁となっています」

「MLB史上、初めての50-50ですよね? 合っていますか?」

「そうです。その50-50クラブです。来年ピッチングをするのが待ち遠しいですね。ハッハッハ!」

 さらにスーパーボウル3度のMVPを誇るパトリック・マホームズも自身のXに「常軌を逸している!!」と仰天した様子でつづっていた。もはや大谷の活躍は、全米スポーツ界でも目が離せない話題となっているようだ。

(THE ANSWER編集部)