場所を選ばないコミュニケーションツールとして浸透が進むビジネスチャットだが、多機能で便利であるがために過度に依存することで課題が生じるケースもある。統制や管理の問題もそのひとつ。サイオステクノロジーは9月25日、申請・承認・決裁などのワークフロー機能をMicrosoft 365環境下で提供するクラウドワークフロー「Gluegent Flow for Microsoft 365」において、「Teams リソース管理」機能の提供を開始した。

"チームを作成"からメンバーを招待し、プロジェクトを開始できるMicrosoft Teamsは、手軽な上に多様なツールとのアクション連携を簡単に追加できるなど応用の幅も広く、利便性も高い。その一方、管理不能になるケースや外部ユーザーを含んだチームサイトが放置されるケースも目立ち、情報漏洩リスクや共有データの格納先となるMicrosoft SharePoint Onlineの容量増大によるコスト、運用管理業務の複雑化などの課題が生じることもあるという。

追加された「Teams リソース管理」機能は、Microsoft Teamsのチームサイト作成、メンバー追加、有効期限設定などのリソース管理とGluegent Flowの申請・承認フローから自動処理設定を行えるため承認を経た上でのチーム運営が可能になる。Businessプラン(初期費用0円、月額費用550円/ユーザー)またはPremiumプラン(初期費用0円、月額費用1,320円/ユーザー)は追加費用なく同機能を利用できる。

連携概要図(同社資料より)

自動処理一覧(同社資料より)