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競泳・元日本代表の今井月(24・バローHD/東京ドームS)が現役を引退することがわかった。

今井は3歳から水泳を始め、小学6年生の時に年齢別の全国大会で初の日本一。中学1年生になったばかりの2013年日本選手権200m平泳ぎでは、初出場で3位表彰台に上がり“天才スイマー”と言われた。高校1年生(当時15歳)でリオ五輪代表に選出され、200m個人メドレーで準決勝に進出。翌年の世界選手権では、同種目で5位入賞を果たすなど、着実に実績を積み上げていた。
大学進学後はスランプに陥り、2021年の東京五輪代表は逃したが、2023年に代表復帰。世界選手権200m平泳ぎで準決勝に進出し、アジア大会では銅メダルを獲得した。

今年3月に行われたパリ五輪選考を兼ねた国際大会代表選手選考会で、100m平泳ぎで5位、200m平泳ぎで3位に終わり、パリ五輪代表には選出されなかった。

引退を決めた理由について「パリ五輪に行けなかったら引退する覚悟でやってきた。悔しさもあるが、今後自分が泳いでいる姿や辛さを乗り越えていく自信はない。私らしい決断だと思う」と話した。

■今井 月(いまい るな)
2000年8月15日生まれ、岐阜県出身。豊川高〜東洋大〜バローHD/東京ドームS。3歳の誕生日に水泳を始め、小学6年時に年齢別の大会で初の日本一に。小学生の日本記録は14回更新。全国中学校水泳競技大会では3年連続2冠達成。高校1年生で出場したリオ五輪では200m個人メドレーで準決勝に進出した。2017年の世界選手権、200m個人メドレー5位入賞。2023年に代表復帰し、世界選手権で200m平泳ぎで準決勝進出、アジア大会で銅メダル。家族は、父・博美さん、兄・流星(ひかる)さん。