今朝(23日)にかけては涼しい空気に入れ替わり、9月に入って最も気温が低くなった所が多く、東京都心は最低気温が20℃台に。富士山では、今シーズン初めて最低気温0℃未満の冬日を観測。この先の気温の傾向は?

富士山 今シーズン初めての冬日

今朝(23日)にかけては、前線の北側の秋の空気に入れ替わった所が多く、気温が下がりました。全国のアメダスで、午前9時までの最低気温が25℃以上なのは、沖縄や奄美を中心にわずか30地点ほどです。

午前9時までの最低気温は、富士山でマイナス0.4℃と、今シーズン初めての冬日(最低気温0℃未満)となりました。北海道は冬日になった所はありませんが、上川地方の幌加内町朱鞠内では1.1℃、下川では1.2℃まで下がるなど、4地点で1℃台を観測しました。

9月に入っても寝苦しい夜が続いた東京都心は、午前6時前に20.3℃と、9月に入って最も気温が低くなりました。また、長野県の菅平や群馬県の田代(嬬恋村)、岐阜県高山市の六厩では、今シーズン初めて10℃を下回りました。

日中は暑さ続く 関東以西で30℃以上の真夏日も

この先も、気温は平年より高い傾向が続くものの、朝晩は九州から関東でも涼しく感じれらる日が多くなりそうです。ただ、日中はまだまだ汗ばむような暑さの所が多いでしょう。

最高気温は、沖縄では30℃を超える日が続きそうです。九州から東海は雨でも気温は高く、連日のように30℃以上の真夏日となるでしょう。名古屋では、天気が回復する27日(金)は34℃と、真夏のような厳しい暑さです。

関東や北陸は暑さが和らいでも一時的で、最高気温は30℃前後まで上がる日が多いでしょう。大雨の復旧作業に当たる際は、熱中症対策を心がけてください。東北と北海道は、極端に気温が高い日がないものの、仙台では26日(木)以降は25℃以上の夏日が続きそうです。

晴れる日ほど朝晩と日中との気温差が大きくなるため、重ね着をするなど、調節しやすい服装を心がけてください。