Microsoftが2024年9月19日に、macOS・Windows向けリモートデスクトップ接続アプリ「Windows App」や、iOS、iPadOS、visionOS向けの「Windows App Mobile」をリリースしました。「Microsoftリモートデスクトップ」の後継となるWindows Appでは、これまで通り離れた場所でも対象のPCや仮想アプリ、デスクトップに接続することが可能です。

Windows App now available on all major platforms - Windows IT Pro Blog

https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-it-pro-blog/windows-app-now-available-on-all-major-platforms/ba-p/4246939



Windows App: Your gateway to Windows on any device - YouTube

What is Windows App? - Windows App | Microsoft Learn

https://learn.microsoft.com/en-us/windows-app/overview

macOS版の「Windows App」はMac App Storeから入手可能なほか、iOSならびにiPadOS版「Windows App Mobile」はApp Storeからダウンロードすることができます。また、Microsoft Storeでも「Windows App」がリリースされています。



Windows Appは「Azure Virtual Desktop」「Windows 365」「Microsoft Dev Box」「リモートデスクトップサービス」「リモートPC」に安全に接続するためのゲートウェイアプリで、プライベートネットワークやクラウドを問わずにWindowsアプリを操作できます。

これまでMicrosoftはゲートウェイアプリとして「Microsoftリモートデスクトップ」をリリースしていましたが、今回のWindows Appは、複数のサービスを1つのアプリに統合するだけでなく、「アカウントの切り替えが容易」「IT管理者向けのデバイス管理機能の改善」「Windows 365 Frontlineのサポート」「通常は許可されないネットワークでもリモートデスクトップを有効にできる『Relayed RDP Relayed RDP Shortpath』のサポート」なども含まれています。また、PCやモバイル版でもユーザーインターフェースが統一されており、どのプラットフォームでも一貫したエクスペリエンスを利用できることが特徴です。

なお、Microsoftリモートデスクトップがデバイスにインストールされている場合は、自動的にWindows Appに更新されます。Windows Appでは複数のモニターのサポートやウェブカメラやオーディオ入出力などのデバイスの使用、多要素認証など、これまでMicrosoftリモートデスクトップで可能だった機能は引き継がれているとのこと。



MicrosoftはAndroid版のWindows Appの提供も発表しており、Google Play Storeにおいてパブリックプレビューを実施する予定であることを報告しています。