藤原妍子役の倉沢杏菜さん(『光る君へ』/(c)NHK)

写真拡大 (全3枚)

現在放送中のNHK大河ドラマ 『光る君へ』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。新たな登場人物たちの扮装写真が公式Xにて公開された。

登場人物・相関図

* * * * * * *

新たな登場人物

現在放送中のNHK大河ドラマ 『光る君へ』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。新たな登場人物たちの扮装写真が公式Xにて公開された。

今回公開されたのは、藤原道長と嫡妻・倫子の次女、藤原妍子役を演じる倉沢杏菜さん。道長と源明子の長男の藤原頼宗役を演じる上村海成さん。三条天皇の皇子、敦明親王役を演じる阿佐辰美さん、の3人。

倉沢さん演じる藤原妍子は、東宮・居貞親王(のちの三条天皇)の妃となる人物。キラキラした贅沢な衣装や道具を好むが、東宮がはるかに年長であることに不満を抱いている。

倉沢さんは、今回の役に対し

「私が演じさせていただく藤原妍子は、派手好きで自由奔放な人物です。強く楽しく生きていそうですが、実はすごく孤独感や満たされない気持ちを抱えながら生きている方だと思いました。父である藤原道長が藤原家を繁栄させていった、いわゆる藤原家全盛期の最中で、その裏の苦悩を体現したような人物だと思います。

孤独を感じたりそれを何かで埋めようとし たりする人間味溢れる姿が、人の心はいつの時代も変わらないのだなと気づかせてくれます。」

とコメントを寄せた。


藤原頼宗役の上村海成さん(『光る君へ』/(c)NHK)

また、藤原頼宗役を演じる上村さんは、今回の出演に対し

「私事ですが、平安貴族の役を演じてみたい!あの装束を着てみたい!という夢が遂に叶いました。夢の平安貴族、思い切り楽しんで演じたいと思います!」

と喜びを語る。そして、倫子と競う母・明子の期待を背負って育ち、頼通に比べて出世は遅れたが、のちには兄弟とともに異母姉の彰子を支える頼宗という役に対し

「演じさせていただく藤原頼宗という人物は、この作品では母・明子の熱心すぎる教育の反動なのか、逆に出世欲に突き動かされるタイプではなく大人しく穏やかな性格に育った人という印象です。」

とコメントを寄せた。


敦明親王役の阿佐辰美さん(『光る君へ』/(c)NHK)

敦明親王を演じる阿佐さんは、

「大河ドラマへの出演というのは、役者を志した時からの大きな夢だったので『光る君へ』に出演させていただけることが決まったときは、言葉にできないほど嬉しい気持ちでいっぱいになりました。」

と出演の喜びを語る。

のちには東宮となるはずの敦明親王は、外戚が弱く後見がいない。そのため、我が孫を東宮にと望む道長の圧力にさらされることとなる。

狩りが好きで、活発な性格だが、不遇な境遇の敦明親王役に対し阿佐さんは、

「史実では、暴れん坊という印象が強い敦明親王ですが、今回の脚本では真っ直ぐで意外と打たれ弱いところなど、凄く人間味を感じる魅力的な人物だなと感じています。

三条天皇、そして母のすけ子と共に、光だけではなかった不遇の生涯をどう歩んでいくのか、一つ一つ大切に精一杯演じさせて頂きます。」

とコメントを寄せた。

『光る君へ』は大河ドラマ第63作。主人公”まひろ”こと紫式部を吉高由里子さんが演じ、脚本は大河ドラマ『功名が辻』、連続テレビ小説『ふたりっ子』、『セカンドバージン』などを手掛けた大石静さんが担当しています。

ドラマは平安時代中期を舞台に展開。藤原道長(柄本佑さん)への秘めた想いや、たぐいまれな想像力を活かし、紫式部が「光源氏=光る君のストーリー」を書き上げていくまでの一生が描かれます。