奄美大島では14日夜から15日未明にかけて台風13号が直撃した影響で、被害が相次いでいます。

気象台によりますと、奄美大島では14日夜から15日未明にかけて台風13号の暴風域に入り、奄美市では14日午後9時前に32.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。

奄美大島では強風による被害が相次いでいます。

自治体や消防によりますと、奄美市住用町戸玉で14日午後10時ごろ、「住宅の屋根が飛ばされた」と住人から市に連絡がありました。住人にけがはなかったということです。

奄美市名瀬長浜町でも14日午後9時ごろ、住宅の屋根が飛ばされる被害がありましたが、住宅は空き家とみられ、けが人はいませんでした。

奄美市ではこのほかにも、名瀬伊津部町で住宅の窓ガラスが割れ、朝仁新町の住宅ではテラスの屋根がめくれるなどの被害が確認されています。

このほかにも、住宅の屋根の一部がはがれるなどの被害が、龍郷町の全域で22棟、宇検村の湯湾集落と佐念集落で少なくともあわせて10棟確認されています。瀬戸内町では、阿木名小中学校で武道場の屋根がはがれる被害もありました。いずれもけが人はいないということです。