『ビートルジュース ビートルジュース』は劇場版こそが完全版、「これがティム・バートンの望んだバージョン」
カルト映画『ビートルジュース』（1988）の35年ぶりの続編『ビートルジュース ビートルジュース』が、日本でも2024年9月27日（金）より劇場公開となる。本作に削除された未公開シーンはないらしく、この劇場版を“完全版”と捉えた方がいいようだ。
編集を務めたジェイ・プリキドニーが米に語ったところによると、本作は9月5日の米公開に先駆け、6回にわたり試写が実施されてきた。その間、本編に手直しが加えられることはあったものの、削除されたシーンはなかったという。
「この映画はティム（・バートン監督）が作りたかったバージョンです。基本的には、彼のディレクターズ・カットですね。」
試写の反応は上々だったらしく、「観客と一緒に見るのはとても刺激的。映画が洗練されていくにつれて、観客の反応もどんどん良くなっていきました」と語る。「映画館での強烈なエネルギーや笑い声、拍手は、本当にありがたいですね。観客を楽しませることこそがやりがいです」。
ちなみにバートン監督は以前、『ビートルジュース ビートルジュース』は「非常に個人的な理由で作りたかった」作品であり、「僕にとって活力を取り戻すもの」だったといた。自ら思い描いた作品を、不本意なかたちで削ることなく、そのまま世に送り出すことができたようだ。
本作は興行的にもとなり、9月6～8日の初週末には米国興収1億1,000万ドルを記録。2024年公開作のオープニング記録としては、『＆ウルヴァリン』（2億1,143万ドル）と『インサイド・ヘッド2』（1億5,420万ドル）に続く第3位、また9月公開作品としては『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』（2017）に次ぐ歴代2位の好成績となった。
映画『ビートルジュース ビートルジュース』は2024年9月27日（金）公開。
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