マイケル・キートン

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 『バットマン』(1989年)などで知られる俳優マイケル・キートン(72)が、同作でジョーカー役を演じた俳優ジャック・ニコルソン(87)との日々について語った。1989年に初めて会った2人は、プライベートジェットでの旅や高級バーへの出入りなど特別な時間を一緒に過ごしたものの、実際は知的なお喋りの時間が好きだったという。

【写真】ディカプリオらと撮影に応じるジャック・ニコルソン

 故ヒュー・ヘフナーさんのプレイボーイ・マンションを訪れるなど破天荒な日々を送っていたニコルソンについて、キートンはピープル誌に話した。

 「彼のことが大好きだったよ。本当に知的なんだ。かなりの読書家でね。生まれつきの知性に独学で得た知性が合わさっている。本を貪るように読んでいた。いつも何かについて話していて、一緒に会話をしていると、物事に対して意見をたくさん言うんだ」

 「彼にジェット機でパリに連れて行ってもらったよ。ボーイスカウトみたいだった。僕は普通の人のように出かける準備をしていた。ジャックは夜10時か10時半まで部屋から出てこなかった。とにかく彼は楽しんでいた。顔に大きな笑みを浮かべてね。彼より先にホテルに戻った僕は、『楽しい、けどこれは僕にとって無駄かも』って思ったのを覚えている」

 キートンは主演を務めた1988年の『ビートルジュース』では、ティム・バートン監督からオファーをもらった際、ビートルジュースというキャラクターが理解できなかったと同誌に続けた。「『理解不能だ。多分他の誰かを起用した方がいいだろう』って僕は言った。『よくわからない。酷いと思う』じゃなくて、『文字通りそれが何なのか全くわからない』だった」

 しかしバートンと意気投合したというキートンは、9月末に公開予定の続編『ビートルジュース ビートルジュース』でも同キャラクターを再演している。「僕の直感が言ったんだ。『こいつには何かある。確かに何かが』って。それに彼が好きだった。人として。仲良くなって、僕好みのエキセントリックなアーティストだってなったんだ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)