北中米W杯アジア最終予選・バーレーン戦(10日、リファ)に臨む日本代表が7日、バーレーン首都マナマ郊外の練習施設でトレーニングを行った。一部練習が報道陣に公開され、27人全員が参加。日中の最高気温約40度という酷暑の地で蒸し暑さが残る中、選手たちは大粒の汗を流しながら身体を動かしていた。

 日本代表チームは5日夜に埼玉スタジアム2002でW杯最終予選・中国戦(◯7-0)を戦った後、6日未明にチャーター便で日本を出発。現地時間6日朝にバーレーンに到着した。同日午後は練習場での全体トレーニングを行わず、選手たちは宿舎のジムでそれぞれのコンディションに合わせて調整していた。

 この日はバーレーン入り後最初のトレーニング。練習場にはバーレーンや近隣湾岸諸国の日本人約100人が訪れており、子どもたちと記念撮影を行った後、ウォーミングアップに入った。午後6時の練習開始時でも気温約35度、湿度約70%と蒸し暑さが残る中での練習。選手たちは頻繁に給水を行いながらランニングやボール回しなどのメニューに取り組んでいた。

 この日は冒頭20分間以降のトレーニングを報道非公開で実施。チャーター便移動による負担軽減もあり、試合3日前から戦術練習に着手したようだ。またその後、約30分後に再び公開練習をスタート。中国戦の先発組以外の選手が7対7のミニゲームを行っていた。

 連勝をかけて臨む10日のW杯予選第2戦はバーレーンとの対戦。バーレーンはFIFAランキング80位とグループ4番手にあたるが、最終予選初戦で同24位でグループ内2番手のオーストラリアを1-0で撃破した侮れない相手だ。バーレーンは初戦を気温20度前後の敵地ゴールドコーストで戦っており、日本と同様に気候の違いと長距離移動を強いられるが、ホームの利も活かして勢いに乗って臨んでくるとみられる。

練習前に記念撮影

27人全員でトレーニング

ボール回しなどでウォーミングアップ

(取材・文 竹内達也)