ポーランドのeSkyグループは、復星旅遊文化集団からトーマス・クックを買収すると発表した。

中国事業以外を取得するもので、取得価格は非公開。復星旅遊文化集団は最大3,000万英ポンドで売却すると発表している。トーマス・クックの大幅な成長と、eSkyグループの西ヨーロッパでの地位向上を見込む。ダイナミックパッケージの販売拡大が見込め、これらの商品の売上高は2億3,300万ユーロを超え、3桁の成長も見込めるという。フライトプラットフォームからバーチャルツアーオペレーターへの事業変革を目指す。

復星旅遊文化集団は、クラブメッドなどを保有する復星集団のグループ企業。eSkyグループは2004年に設立し、中欧と東欧を中心として世界各地に事業を拡大。南北アメリカやアフリカを含む50か国以上でサービスを展開している。2023年の利益は1,900万ユーロを超え、前年比42%増、2019年の約3倍となった。拠点はポーランドのカトヴィツェに置いている。

eSkyグループのウカシュ・ハバジ共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は、「トーマス・クックのブランド伝統と当社のテクノロジーの相乗効果により、トーマス・クックの成長が促進され、西ヨーロッパにおける eSky の地位が強化されます。この買収は、航空券の販売だけでなく、ヨーロッパとラテンアメリカの既存市場におけるパッケージ ホリデーの提供へと事業を多様化し、さらに西​​ヨーロッパへの拡大を目指す当社の戦略の一環です」とコメントした。