二宮和也にキツい口調で「厳重注意」 櫻井翔はナニが我慢ならなかったのか
活動を休止して5年になる嵐だが、音楽シーンに刻んだ実績は色あせない。およそ21年の活動期間に開催したコンサートは、なんと526公演。活動休止前の18年11月から19年12月まで20周年コンサートツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」を行ったが、50回すべてがドーム公演で、1つのツアーとしては日本史上最多の237万5000人を動員した。
同ライブが21年11月、映画館で全国公開されると、国内アーティストのライブフィルムとして歴代興行収入1位に輝いた。
嵐といえばメンバー同士仲がよいことで知られるが、キャリアには違いがある。大野智が最年長(43)で、94年に旧ジャニーズ事務所に入所。続く95年に櫻井翔、96年入所が相葉雅紀、二宮和也、松本潤。大野と最年少の松本は3歳の年齢差がある。
グループ結成前のジャニーズJr.(現ジュニア)時代の96年に、大野と櫻井と二宮は同じ舞台に立っている。少年隊(錦織一清、植草克秀、東山紀之)がメインキャストのミュージカル「PLAYZONE’96 RHYTHM」だ。「少年隊といえばプレゾン」と言われるほど、同作品は旧ジャニのミュージカルの礎を築いた。そんな輝かしい活動の中で二宮は、初めて先輩に叱責されるという経験をしている。相手は、まさかの櫻井だった。雑誌編集者が振り返る。
「場所は、青山劇場でした。たまたま二宮と目が合った櫻井が、『お前の同期さ、牛丼の容器を片付けないってどういうこと?』とキツい口調で注意したのです。このころは“ジュニア黄金期”と呼ばれていて、とにかく人数が多かった。キレイ好きの櫻井は、食い散らかす後輩たちへの不満を募らせており、居合わせた二宮に当たってしまったのです」
同公演に出演していたジュニアは10人ほど。のちに嵐になる3人がキャスティングされていたのは運命的で、彼ら以外は全員退所している。二宮が最初に怒られた先輩が少年隊ではなく、1年だけ上の櫻井だったことは意外だが、のちに櫻井は直接関係のない二宮に文句を言ったことを反省したという。
「ちなみに櫻井は、別のステージのバックヤードでも、カップラーメンの残り汁を捨てないジュニアに対して怒鳴っています。風紀委員さながらですね」(前出・雑誌編集者)
ジュニア時代の櫻井は、ヤンチャ盛りのメンバーのお目付け役だったようだ。
(北村ともこ)