中国の観光地に旭日旗Tシャツを着る外国人

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中国・山西省晋中市の観光地で29日、外国人観光客が旭日旗のような柄のTシャツを着ていたとして物議を醸している。

現地の観光地・平遥古城で撮影されたとされる動画には、旭日旗のような柄のTシャツを着た欧米系の外国人観光客に対して、現地の市民が「ここで着てはいけない」などと抗議する様子が映っている。観光客はしばらく言い合ったが「分かった分かった」とうるさそうにその場を離れた。

中国のSNS・微博(ウェイボー)で160万超のフォロワーを持つブロガーが「外国人観光客が日本の旭日旗Tシャツを着て中国の観光地で中国人の心情を害した!注意されても気にしていないようで、これは挑発しに来たのか?」とつづりこの動画を投稿すると、中国のネットユーザーからは賛否の声が上がった。

多いのは「自分に自信がないから敏感になるんだ」「何を着るかは本人の自由」「文句があるなら着替えの服を買ってあげな(笑)」「外国人が何を着るか、あんたが決めることか?」「外国人が中国と日本の歴史なんて知らない。遠くから中国に来てくれたのに、小さいことで騒ぐな」「問題にしたいなら禁止する法律をつくればいいだろう」などの声だが、「欧米でナチスの旗のTシャツを着てみろ」「(擁護する人を指して)売国奴め」「国外追放すべき」といった反論も寄せられている。(翻訳・編集/北田)