米国発の「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)」は、アポロ11号計画で月の石を運んだ実績を持つ、トータルラゲージブランド。高い堅牢性とセキュリティーを兼ね備えたアルミニウムケースが高く評価され、幅広い人気を集めている。



現在は、日本最大のラゲージメーカーであるエースの傘下として、伝統を守りつつも、革新的な製品ラインナップを揃えており、アルミニウムケース以外にも、ポリカーボネート、カーボンファイバー、ナイロンなどの素材を活かした製品開発が進められている。

そこで今回は「ZERO HALLIBURTON」が2024年秋冬モデルとして展開する新商品を紹介していこう。

○●「ZERO HALLIBURTON Z-PACK type-C2」

現在「ZERO HALLIBURTON Z-PACK typeC」として展開されている男性向けのバックパックに新モデルが登場する。

カラーはブラックとネイビーの2色

前モデルからのバージョンアップポイントして注目したいのが「背面ポケット」。背中と密着する部分にパケットを取り付けることで、海外旅行時における盗難防止効果の高さが期待できる一方、最近多く見られる前掛けスタイルでも非常に使いやすいのが特徴となっている。

メッシュ地の背面ポケットを追加

前モデルと同様、前面は三段ポケットで仕分けがしやすく、スーツケースのプルドライブに取り付けることも可能。前後二気室となっておりノートPCを分けて収納できる。さらに、前モデルよりも軽量化されているのに加えて、肩ベルトをやや太めにし、メッシュを多く取り入れることで、肩や腰にかかる負担もより軽減されている。

肩があたる部分にメッシュ地を採用

また、中を開くと取り外し可能なポーチを装備。小物をまとめて入れておくだけでなく、ホテルなどにバックパックを置いた後、ポーチに貴重品を入れて、本体から外して持ち歩くなどといった便利な使い方が想定できる。また、ペットボトルなどをいれるホルダーがバックパックの中にあるのも大きな特徴。撥水処理がされているため、濡れたペットボトルを入れても、ほかのものが濡れる心配がないのもうれしいポイントとなっている。

取り外し可能なポーチを内蔵

サイズは幅28×高さ40×奥行11cmと29×43×13cm、29×43×14/拡大時18cmの3タイプで展開。価格はそれぞれ6万500円と6万3,800円、6万9,300円となる。

○●「ZERO HALLIBURTON MC Collection」

手触りのよいシュリンクレザーを採用した“メイドインジャパン”のブリーフケース。オールレザーのブリーフケースは、ZERO HALLIBURTONとしては久しぶりの展開で、コロナ明けによる通勤や移動機会の増加、スーツスタイルの復活などがその背景となっている。

一気室と二気室の2ラインナップ

シンプルなデザインで、13.3型のノートPCが収納できるサイズ感。ショルダーベルトを使った肩がけも可能で、レザーケースには珍しく、スーツケースのプルドライブに装着することもできる。

プルドライブに固定できるセットアップベルト

スタイリッシュかつスマートな一気室モデルと、書類とパソコンを分けて収納できる二気室の2バリエーションで展開。エレメント1つ1つに入念な磨きをかけ、美しさと滑らかさを追求した「YKK エクセラファスナー」を採用している点も大きな特徴となっている。

一気室モデルのサイズは幅40×高さ30×奥行9cmで価格が8万8,000円、二気室モデルは幅41×高さ30×奥行11cmで価格が9万3,500円となる。

高級感漂う「YKK エクセラファスナー」を採用

○●「ZH-Packing Cube」

国際線100席以上で機内持ち込みが可能な37Lサイズのスーツケースは「ZERO HALLIBURTON」でも人気が高い。このパッキングアイテムは、そんな37Lサイズのラゲージにあわせて作られたもので、「ZERO HALLIBURTON」における初の試みだという。

スーツケース内の整頓にも便利なパッキングアイテム

「コーデュラナイロン」と呼ばれる耐久性の高いナイロン素材が使用されており、撥水仕様。各アイテムには手持ちハンドルがついているため、旅行先で取り出して、個別で使用することもできる。それぞれ二気室となっており、片方に濡れたタオル、もう片方に新しいタオルといった使い分けもできる。





手持ちハンドルがついており個別に持ち運びが可能。片面はメッシュ地となっている

また、旅行先でスーツを着用するビジネスマン、ドレスコードのある場所への出入りが必要な人におすすめなのが、ガーメントのケース。ちょうど37Lサイズのラゲージに収納できるだけでなく、スーツケースのプルドライブに装着することもできる。





スーツケース内にきっちり収まるガーメントタイプ。プルドライブに装着することもできる

サイズは5タイプあり、アメニティポーチが23×13×9cmで1万3,200円。インナーケースがSMLの3種類の展開で、それぞれ大きさが23×17×11cm、34×23×11cm、46×34×11cmで、価格が9,900円、1万2,100円、1万4,300円となる。ガーメントケースは49×33×4cmで2万5,300円。

○●「Classic Lightweight 4.0」シリーズに新色を追加

「ZERO HALLIBURTON」の伝統的なダブルリブデザインを継承するポリカーボネート製ラゲージ「Classic Lightweight 4.0」シリーズに新色となる「レーシンググリーン」が追加される。

新色のレーシンググリーンカラー。画像は37Lのサイズ

「レーシンググリーン」は、1950年代のF1におけるイギリスのナショナルカラー「ブリティッシュグリーン」をモチーフにした、品のある深い緑色となっている。サイズは32L、37L、60L、67L、83L、99Lの計6種類の展開。

計6サイズでの展開となる



「ZERO HALLIBURTON」のスーツケースといえばシルバーやブラックのイメージが強いが、37Lサイズでは、ピンクやベージュなどの女性層を意識したカラーリングの製品もラインナップされている。今回の新色追加によってさらなるカラー展開にも期待が高まる。

それぞれのアイテムは9月より順次販売開始となる。