アップルが開発していると噂される「卓上ロボット」。その存在を中国のサプライチェーンで発見したと台湾の総合新聞網が報じています。

↑アップルが開発中と噂される卓上ロボット(画像提供/MacRumors)

 

アップルが卓上ロボットを開発していることは、以前から何度も報じられてきました。最新の米ブルームバーグの報道によれば、これは「iPad」のようなディスプレイを細いロボットアームに搭載し、画面を上下に傾けたり、360度回転したりできるとのこと。価格は1000ドル(約15万円※)になると予想されています。

※1ドル=約145.3円で換算(2024年8月21日現在)

 

総合新聞網によれば、アップルは卓上ロボットのサプライヤーとしてFoxconnの子会社となるHongzhunを選んだそう。同社は卓上ロボットの主要機械部品と筐体の開発を担当します。量産段階でも、Hongzhunが機械部品の大量生産を担当します。

 

Hongzhunは直近の株主総会で、ロボット工学やAI(人工知能)などの新興技術に投資する意向を表明し、従来のノートパソコンやゲーム機の筐体製造への注力から脱却すると発表。同社は以前、Foxconnのロボットアーム「FoxBot」を製造していました。

 

アップルの卓上ロボットは「Siri」と人工知能機能「Apple Intelligence」を活用し、スマートホームのコマンドセンターや、「FaceTime」通話などのビデオ会議、ホームセキュリティのモニターツールとして機能するようです。さらに、さまざまな音声を認識し、屋内のユーザーの方向を向くようにディスプレイを自動的に向けることができるとしています。

 

アップルにとって新しい分野への挑戦となる卓上ロボットデバイス。早ければ2026年に投入されると見られていますが、今後の進展に注目です。

 

Source: 総合新聞網 via MacRumors