Googleが新フォルダブルスマホ「Pixel 9 Pro Fold」を正式発表!9月4日発売で予約販売開始。価格は25万7500円からで5万7700分還元など
Googleから新フォルダブルスマホ「Pixel 9 Pro Fold」が登場! |
既報通り、Googleは13日(現地時間)、Googleは13日(現地時間)、アメリカ・カリフォルニア州マウンテンビューにある本社にてハードウェア製品の発表イベント「Made by Google Event - VIII・XIII・MMXXIV」を開催し、自社ブランドで「Made by Google」として開発・販売している「Pixel」シリーズの新商品としてフォルダブルスマホ「Pixel 9 Pro Fold」を発表ました。
またGoogle ストアでは各機種を2024年9月9日(月)23:59までに購入すると、57,700円分のGoogle ストア クレジットがプレゼントされます。さらに対象スマホを下取りに出すと、最大100,000円が支払額から引かれて実質99,800円からとなります。さらに2024年8月15日(木)23:59まで(なくなり次第随時終了予定)に予約注文すると、限定オリジナルスケッチポスターがプレゼントされます。この他にも購入特典としてAIサービス「Gemini Advanced」が使える「Google One」のAIプレミアムプラン(6カ月分)と健康サービス「Fitbit Premium」(6カ月分)、動画配信サービス「YouTube Premium」(3カ月分)の無料トライアルがそれぞれプレゼントされます。
日本で販売されるモデルは「GC15S」となっており、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しているほか、5GもSub6に加えてミリ波(mmWave)にも対応しており、SIMはnanoSIMカード(4FF)とeSIMのデュアルSIMで、Google ストアで販売されるのはオープン市場向けメーカー版でいわゆる「SIMフリーモデル」となります。その他、純正ケースとして「Pixel 9 Pro Fold ケース」が7,920円で販売されています。
なお、同梱品はスマホ本体のほか、1 m USB-C - USB-C ケーブル(USB 2.0)およびSIM取り出しツールのみとなっており、これまで付属していたクイック スイッチ アダプターはなくなっています。その他、日本ではNTTドコモやKDDIおよび沖縄セルラー電話、ソフトバンクといった移動対通信事業者(MNO)からも販売され、純正ケースなどのアクセサリーもKDDIとSB C&Sから販売される予定となっています。各MNOにおける価格などについてはそれぞれ案内される見込みです。
Pixel 9 Pro FoldはGoogleブランドで展開しているPixelシリーズの最新フォルダブルスマホで、昨年発売されたGoogle初のフォルダブルスマホ「Pixel Fold」の後継機種として同じように閉じると普通のスマホ、開くとタブレットのような大画面で使える横開き型となっており、新たに2021年に発売された「Pixel 6」および「Pixel 6 Pro」ではじめて搭載された自社カスタムのチップセット(SoC)「Tensor」の最新版「Tensor G4」を搭載し、さらに高性能化してこれまでにないPixel史上最高の機能が満載となっています。
Tensor G4はGoogle史上最も効率的で高性能なSoCで、Google DeepMindと共同で設計したことによって最先端のAI機能を実行するように最適化され、スマホなど向けでは初めてマルチモダリティなオンデバイスAI「Gemini Nano」を実行でき、前世代の「Tensor G3」と比べてオンデバイスAIで3倍の性能となっているほか、毎秒45トークンを処理できるようになっています。またオンデバイスAIをより活用できるように内蔵メモリー(RAM)も増量されて16GBを搭載しています。さらにPixel 9 Pro FoldはPixel Foldに続いてベイパーチャンバーが内蔵されており、安定した性能が発揮できるとのこと。
またPixel 9 Pro FoldはPixel Foldと比べてより薄く、日本で発売されたフォルダブルスマホの中で最薄となっており、さらに開いたときに利用できるメインディスプレイもより大画面化し、約8.0インチ2076×2152ドットLPTO AMOLED(有機EL)「Super Actua Flexディスプレイ」(約373ppi)で、1〜120Hz可変リフレッシュレートによるスムーズディスプレイやコントラスト比200万:1、24bitカラー(1600万色表示)、HDR対応、最大輝度1600nits、ピーク輝度2700nitsとなっており、Pixel Foldよりも80%明るくなっているため、明るい場所でも画面をくっきりと見ることができるとのこと。
さらに新開発の流体摩擦ヒンジによって本体を平らに開くことができ、大きくて明るいメインディスプレイを楽しむことが可能で、メインディスプレイは超薄型ガラスで覆われ、折り目もより目立たなくなっているということです。一方、外側にあるカバーディスプレイはアスペクト比9:20の約6.3インチFHD+(1080×2424ドット)AMOLED(有機EL)「Actuaディスプレイ」(約442ppi)で、60〜120Hz可変リフレッシュレートによるスムーズディスプレイやコントラスト比200万:1、24bitカラー(1600万色表示)、HDR対応、最大輝度1800nits、ピーク輝度2700nitsとなっています。
カバーディスプレイや背面パネルは傷に強い強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」(Corning製)で覆われており、背面は絹のようなマット加工で、ヒンジやフレームは航空宇宙グレードの6000系アルミニウム強化合金カバーを備えた多相合金スチールを採用し、ヒンジは鏡面仕上げ、フレームはサテン仕上げとなっています。また開発において材料の厳選と製造工程の見直しによって前機種と比べて構造を単純化し、使用する部品数を減らすことに成功しており、アルミニウムは100%リサイクル素材を用い、製品の全重量に対してリサイクル素材を18%以上使用、梱包材は100%プラスチックフリー素材とのこと。さらに最大1.5mの水中に30分間浸しても耐えられるIPX8等級の防水性能を実現しています。
外観は引き続いてリアカメラ部分が特徴的なカメラバーデザインを踏襲しつつも、ヒンジがあることによってヒンジ側は直線的、反対側は丸みがあるという通常のスマホのように左右対称ではない非対称なフォルムであるため、それと調和が取れるように新たに独自の2列の楕円形カメラを左端に配置しています。これにより、新鮮な印象を与えながらもバランスが取れており、Pixelスマホの特徴を失っておらず、ヒンジを開いたときも閉じたときも美しい見栄えを保ち、他の部分のデザインともマッチしつつ、他のPixel製品との関連性もしっかり感じさせるようになっているということです。
またPixel Foldの開発から5年間に渡ってデザインをSangsoo Park氏が担当しており、Pixel 9 Pro Foldでは自然な操作体験を提供するために製品全体のアスペクト比を再検討してメインディスプレイと周辺要素を全面的に見直したとし、薄さに特にこだわって遥かに洗練された美しいフォルムとなったとしています。また画面の周りの縁(ベゼル)も大幅に見直されて四辺ともベゼルがほぼないフルスクリーンデザインを実現しています。これにより、開いたときに画面がより大きく感じ、画像や動画への没入感をさらに味わえるようになっているとのこと。サイズは閉じた状態で約155.2×77.1×10.5mm、開いた状態で約155.2×150.2×5.1mm、質量は約257g、本体色はPorcelainとObsidianの2色展開。
カメラは以下の構成で、GoogleのハードウェアとAI機能のパワーを活用してどのフォルダブルスマホよりも高性能だとしており、リアカメラの超広角カメラがマクロフォーカスに対応したほか、折りたたんだ状態でも閉じた状態でも顔認証ができるようになるなどの進化をしています。また折りたたみ型のメリットとして「デュアル スクリーン プレビュー」や「テーブルトップ モード」を利用してリアカメラで自撮り撮影などの既存の機能に加え、ベストショットを撮影できる機能「こっちを見て」に対応し、カバーディスプレイにアニメーションを表示して被写体となる人の注意を引いてカメラ目線の笑顔を撮影できるようになっています。なお、生体認証としては側面に指紋センサーも搭載しています。
<フロントカメラ>
・約1000万画素CMOS(Dual PD)+広角レンズ(F2.2、画角87°)
<インナーカメラ>
・約1000万画素CMOS(Dual PD)+広角レンズ(F2.2、画角87°)
<リアカメラ>
・約4800万画素CMOS(Quad PD、1/2型)+広角レンズ(F1.7、画角82°、OIS)
・約1050万画素CMOS(Dual PD、1/3.4型)+超広角レンズ(F2.2、画角127°)
・約1080万画素CMOS(Dual PD、1/3.2型)+望遠レンズ(F3.1、画角23°、OIS、光学ズーム5倍、超解像ズーム最大20倍)
またカメラにもAIが活用されてさまざまな機能が使えるようになっており、優れたカメラ性能と再設計された画像処理によって写真や動画で周囲をより正確に捉えることができ、グループ写真を撮影する時に撮影者はいつも写真に写ることができませんが、新たに追加された「Add Me(一緒に写る)」機能を使えば、三脚を用意したり、周囲の人に撮影をお願いすることなく、その場にいる全員が揃った写真を生成することが可能となります。さらに暗い場所でも高品質のパノラマが撮影できるようになっています。
編集マジックの「オートフレーム」を使用すると、古い写真も新しい写真もフレームや構図を自動調整してくれ、編集マジックの「イマジネーション」では「写真に写っている野原に花を追加する」などのように写真上で見たいものを入力してアイデアを形にでき、動画ブーストはさらに優れた処理を実現し、ビデオ夜景モードの処理速度が2倍になり、さらに望遠カメラを使って動画でも超解像ズームで最大20倍の高解像度ズーム動画を録画することもできるため、ズームインした動画の撮影に役立ちます。その他、マルチゾーン LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサーやスペクトル センサー、フリッカー センサーに対応しています。
その他、USB Type-C端子(USB 3.2)やステレオスピーカー、マイク×3、空間オーディオ、ノイズ サプレッション、電源キー、音量上下キー、Wi-Fi 7に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4GHzおよび5GHz、6GHz)の無線LAN(2×2+2×2 MIMO)、Bluetooth 5.3(デュアルバンド)、NFC Type A/B、位置情報取得(デュアルバンドA-GNSS/GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSS・NavICなど)、UWB、近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロメーター、磁力計、気圧計、ホール効果センサー、緊急SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、安全確認、Google VPN、セキュリティ コプロセッサー「Titan M2」など。
一方、3.5mmイヤホンマイク端子やワンセグ、フルセグ、赤外線通信、温度センサー、microSDカードなどの外部ストレージスロットは非対応。バッテリーは容量がPixel Foldでは4821mAhでしたが、薄型化の影響なのか4650mAhに減っており、急速充電は最大21Wで、ワイヤレス充電(Qi)およびバッテリーシェアにも対応。携帯電話ネットワークは日本市場向け製品は対応周波数帯が以下のようになっており、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズのスロットが1つあるほか、eSIMを搭載しています。OSはAndroid 14をプリインストールし、OSバージョンアップおよび新機能「Pixel Feature Drop」の追加、セキュリティーアップデートは7年間提供されます。
5G NR: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n14, n20, n25, n26, n28, n30, n38, n40, n41, n48, n66, n70, n71, n75, n76, n77, n78, n79, n257, n260, n261
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48, 66, 71
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
機種 | Pixel 9 Pro Fold | Pixel Fold |
大きさ | オープン時:155.2×150.2×5.1mm クローズ時:155.2×77.1×10.5mm | オープン時:139.7×158.7×5.8mm クローズ時:139.7×79.5×12.1mm |
重さ | 257g | 283g |
本体色 | Porcelain Obsidian | Porcelain Obsidian |
内側画面 | 8.0インチLTPO OLED 2076×2152ドット 373ppi 1〜120Hz ピーク輝度2700nits 超薄型ガラス保護層 | 7.6インチOLED 2208×1840ドット 380ppi 最大120Hz ピーク輝度1450nits プラスチック保護層 |
外側画面 | 6.3インチOLED 1080×2424ドット 442ppi 60〜120Hz ピーク輝度2700nits Gorilla Glass Victus 2 | 5.8インチOLED 1080×2092ドット 406ppi 最大120Hz ピーク輝度1500nits Gorilla Glass Victus |
SoC | Tensor G4 | Tensor G2 |
RAM | 16GB | 12GB |
ストレージ | 256GB 512GB | 256GB 512GB |
電池容量 | 4650mAh | 4821mAh |
急速充電 | 最大21W | 最大21W |
背面カメラ | 48MP(広角) 10.5MP(超広角) 10.8MP(望遠) 光学ズーム5倍 超解像ズーム最大20倍 | 8MP(広角) 10.8MP(超広角) 10.8MP(望遠) 光学ズーム5倍 超解像ズーム最大20倍 |
前面カメラ | 10MP(広角) | 9.5MP(広角) |
内側カメラ | 10MP(広角) | 8MP(広角) |
生体認証 | 顔、指紋(側面) | 顔、指紋(側面) |
防水/防塵 | ⚪︎(IPX8)/ー | ⚪︎(IPX8)/ー |
FeliCa/NFC | ⚪︎/⚪︎ | ⚪︎/⚪︎ |
緊急SOS | ◯ | ー |
UWB | ◯ | ◯ |
OS | Android 14 | Android 13 |
記事執筆:memn0ck
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