「完璧なタイミング」女子ビーチバレー決勝戦で罵り合いから「素敵な瞬間」DJの“機転”で選手たちも思わず笑顔に【パリ五輪】

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ビーチバレー女子決勝で起きた罵り合い。空気を一変させたのは誰もが知る名曲だった(C)Getty Images

 パリ五輪のビーチバレー女子決勝が8月9日に行われ、ブラジルのアナパトリシア・シウバラモス、エドゥアルダ・サントスリスボア組が、カナダのメリッサ・ヒューマナパレデス、ブランディ・ウィルカーソン組に2-1で勝利し、金メダルに輝いた。

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 頂点を争う白熱する展開の中、選手同士が罵り合いを起こす事件があった。米メディア『Sports Illustrated』によると、セットカウント1-1で迎えた第3セットで「カナダがブラジルのリードを11-8に縮めたとき、両チームは互いに言い争いを始めた。審判が介入しなければならなくなり、状況は醜いものになり始めた」と伝えている。

 しかし、不穏な空気の中で選手がようやく別れてスタート位置に戻ったそのとき、誰もが知る名曲がビーチの雰囲気を一変させた。

 記事によると「DJ が登場してジョン・レノンの『Imagine(イマジン)』を演奏した。選手たちも思わず笑顔になり、その選曲に拍手をした。その後、観客も加わって歌い始め、本当に素敵な瞬間だった」といい、DJの機転を利かせた選曲が、その場を和ませた。

 同メディアは「DJは完璧なタイミングで完璧な曲を選んだ」と称えている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]