「よくある失言」フワちゃん擁護→批判飛び火も反論 箕輪厚介氏「だからお前らはうだつが上がらない」
幻冬舎の著名編集者・箕輪厚介氏が2024年8月6日、お笑い芸人・やす子さんへの不適切な発言で問題視されているタレント・フワちゃんについて、「あんなのよくある失言ですよ」などとXで擁護した。発言が波紋を広げると、YouTube動画で反論している。
「ミスして即アウトになる社会がいいとは思えない」
フワちゃんをめぐっては、8月4日にXでやす子さんの投稿を引用し「おまえは偉くないので、死んでくださーい 予選敗退でーす」などと投稿。削除後に「ご本人に直接謝ります」などと詫びるも、インターネット上で批判が広がっている。
このような状況で、箕輪氏は6日、「みんな、フワさんいじめすぎ。あんなのよくある失言ですよ」とXで苦言を呈した。しかし、発言の後半が波紋を広げる事態に。
7日になって、箕輪氏は「叩かれてると知らなかったのでリプ欄見て驚きました!笑 悪いことでもグレードがあって、ミスして即アウトになる社会がいいとは思えないですよね!」と改めて意見した。さらに、YouTubeでは「フワさんの炎上について解説します」と題した動画を公開した。
動画では、自身の投稿に関して「『よくある失言』っておかしくないですか?」といった声が寄せられたと説明し、「もう、うるさいよと」「知ってるよ、死ねって言ったらダメな事くらい」と反論する場面も。そのうえで、下記のとおり訴えた。
「自分の不満みたいなグズグズしたものを、表舞台に立ってる奴がワンミスしたことで叩いて引きずりおろすみたいなことで解消するこのプレイ、もうやめませんか?」
「一緒になって石投げる奴ダサい」
箕輪氏は、法律上は犯した罪に応じて罰則の重さが変わる罪刑法定主義を引き合いに、インターネットの炎上騒ぎを次のように表現した。
「今のSNSの公開処刑みたいなのってグラデーションがないんですよ。『死んでください、っていうのがすごい悪い』っていうのもそうなのかも知れないですけど、ちょっとやりすぎ。あともう1つ言いたいのは、皆が叩いてるとき叩きすぎ」
「皆が石投げてるとき、一緒になって石投げる奴ダサい。だからお前らはうだつが上がらないんだよ」
続けて、「人を叩いてる暇があったら、自分にしか出来ない考え方とか、仕事とか、人間関係とか、そういうものを作ってほしいなと思います」とも。
最後にはフワちゃん、やす子さん、怒りを表す人々にそれぞれエールを送り、「みんな幸せになりますように」と合掌してみせた。