生活に様々な支障をきたす「依存症」。この病は一人で治すことができません。7月21日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』では、セックス依存症で悩む男性に、パーソナリティの八木志芳がアドバイスを送りました。

人間関係に影響を与える依存症

「セックス依存症で悩むようになりました。 以前番組で紹介された『セックス依存症になりました。』(津島隆太 ・斉藤章佳著 集英社刊)という漫画、興味半分で読んでみましたが、私に当てはまることが多いんです。 

この字面で『性交渉の話』と思う方は多いでしょうが、人間関係のいろいろなところで影響を及ぼす依存症です。

今は、自分は依存症だと思いながら、なんとなく思うことの逆を目指すようにしています」(Aさん) 

以前、番組で紹介された『セックス依存症になりました。』は、著者のリアルな体験を元にした漫画。著者である津島さんはセックス依存症の影響で、極度な性の欲求から漫画家としての活動や人付き合いに支障がでて苦悩していたことを明かしています。

Aさんにとって「そういうことが当てはまると思ったんだろう」と推測する八木。

一人で抱え込んではダメ!

八木「こういう依存症の悩みとかって、まず(周りに)打ち明けにくいものだと思う」

だからこそAさんは番組にメッセージを送ってきた、と考える八木。

八木「本当にこれしか言えないんですけれど、まず本当にその悩みを抱えずに病院とかに行くのは絶対大事!」

セックス依存症のような場合は「メンタルヘルスクリニック」が適しているのかなと八木。他にも、ネットで「性依存」や「セックス依存症」などのキーワードで検索すれば、多数病院が出てくるそうです。

八木「依存症自体、基本的には本人の意思で治すことできないと言われていますよね。それはセックスだけじゃなくて、アルコールとか、それこそ薬物とか」

依存症は自分だけでは治せない

八木は、Aさんのメッセージにあった「なんとなく思うことの逆を目指すようにしている」の一言が気になっているようです。

八木「自分でなんとかしようとしないで。そもそも依存症かどうかっていう判断もしてくれると思う」

まずは自分のことを知って、依存症かどうか、何の依存症なのかがわかれば、適切な対応をすることができます。

「自己判断や思い込みで何とかするのは本当に良くない」と繰り返します。

Aさんが番組にメッセージを送ってきたことについて、八木は「背中押してほしいのかな」と察しているようです。

八木「もし、自分が思う結果と違ったとしても、話を聞いてもらうことで頭の中は整理されたり、一筋の光が見えることもあると思う」

一人では治すことができない依存症。自分で決めないで「まずは病院に行ってほしい」と訴える八木でした。
(野村)

八木志芳の私たちは求めてる
2024年07月21日22時38分〜抜粋(Radikoタイムフリー)