日光市の職員が52万円を着服 懲戒免職 事務局の団体口座から
日光市が事務局を務める団体の預金口座から現金52万円を横領したとして市は26日付けで男性職員を懲戒免職処分にしました。
懲戒免職処分となったのは、日光市地域振興部藤原行政センターの49歳の男性副主幹です。この職員は昨年度から市が事務局になっている団体の担当となり、昨年度中に、団体の預金口座から3回に渡って合わせて52万円を不正に引き出していました。
団体が年1回行っている役員会を開催するにあたり別の職員が今月4日に預金口座を確認したところ、不自然な金の出し入れがあることに気づき発覚しました。
職員は引き出した金を借金の返済や遊びに使っていたといい「一時的に借りるつもりだった」と話しているということです。市は職員の横領を受け、粉川昭一市長と副市長の月額給料10分の1を1カ月減額し、管理監督責任として藤原行政センターの56歳の男性所長と58歳の女性所長補佐も同様の懲戒処分としました。
粉川市長は、「市民の信頼を失う行為で心よりお詫び申し上げる。再発防止はもとより更なる法令の遵守と服務規律の徹底を図る」とコメントしています。