大宮へ移籍の和田拓也 (写真は前回所属時のもの)【写真:Getty Images】

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33歳DF和田が17年まで約4年半プレーした大宮に復帰

 約7年ぶりに古巣・大宮アルディージャに帰還する33歳DF和田拓也へは、SNS上でファンから期待の声が相次いでいる。

 これまで計6クラブ渡り歩いたベテランの加入で、J3を快走するチームがさらに加速するかもしれない。

 和田は東京ヴェルディのユース出身。2009年よりトップチームに昇格すると、その後4シーズンプレー。13年よりベガルタ仙台に渡ったが十分な出番を得られず。同年夏より大宮(当時J1)へ完全移籍を決断した。17年まで約4年半プレーしたのちに大宮を去り、18年からサンフレッチェ広島へ。

 19年途中から横浜F・マリノスへのローンを経験し、20年には完全移籍に切り替わる。22年には横浜FCへ移籍すると、当時J2だったチームの主力としてJ1昇格に貢献。チームはわずか1年で降格となってしまうが、和田は在籍3年目の2024シーズンもここまでJ2リーグ21試合に出場していた。

 最近は途中出場も増えていた和田。そんななか、7月16日に約7年ぶりの古巣・大宮への移籍が発表されている。SNS上ではファンから「まさか戻ってきてくれるとは」「ビックリ!」「おかえりなさい!」「いい意味で驚き」「J3とは思えぬえぐい補強」と驚きの声が多数寄せられ、歓喜の輪が広がっていた。

 大宮は現在、J3で15勝4分2敗の勝ち点49で単独首位に立っている。追走するFC今治との勝ち点差も「13」開くなど圧倒的な強さだ。その背景には、今季すでに9ゴールとエースの格を見せる元日本代表FW杉本健勇(9得点)や、6月のJ3リーグ月間MVPにも選出されたMFアルトゥール・シルバ(7得点)の活躍も大きい。ここにきて大宮のJ1時代を知る和田の存在が、快調のクラブへ新たな風を吹き込むはずだ。(FOOTBALL ZONE編集部)