英代表FWが激怒 2大会連続準V…“クーラーボックス”キックに海外衝撃「不満をぶつけた」
イングランドは2大会連続、決勝の舞台で敗れる
欧州選手権（EURO）は現地時間7月14日に決勝戦が行われ、イングランド代表は1-2でスペイン代表に敗れ、2大会連続で準優勝に終わった。
試合後、表彰式の準備がされるなかでMFジュード・ベリンガムは怒りを露わにした。
大会中に批判を多く受けながらも勝ち上がって初優勝を狙うイングランドと最多3回の優勝で並んでいる開催国ドイツを準決勝で破ってきた好調スペインの顔合わせ。イングランドは4バックでこの試合をスタートし、MFフィル・フォーデンを中央に配置してブロックを組みスペインの攻撃を受け止める時間が長くなった。互いに質の高いプレーを連続させたもののチャンスが多く作れずに前半は0-0で終了した。
すると後半開始2分、スペインに先手を取られた。右サイドから前進するとFWラミン・ヤマルが逆サイドに展開。侵入してきたFWニコ・ウィリアムズがGKと1対1になり左足シュートを決めて先制点を奪った。
だが、ここまで粘り強い戦いを見せて“逆転劇”を演じてきたイングランド。後半28分、右サイドをMFブカヨ・サカが一気に前進すると中央へのパスをベリンガムが後方に落とし、走り込んだMFコール・パーマーがミドルを蹴り込んで追いついた。交代出場からわずか3分のパーマーは一撃で結果を残し、ガレス・サウスゲート監督の采配が的中した。
だが後半41分。DFマルク・ククレジャとFWミケル・オヤルサバルのワンツーから流し込まれ、決勝点を奪われた。試合はこのまま終了し、イングランドは2大会連続で準優勝。決勝の舞台で涙をのみ、欧州初制覇とはならなかった。
米スポーツ専門局「ESPN」は試合後、怒りをぶつけるベリンガムの姿を公開。クーラーボックスを蹴り飛ばす瞬間を捉えており「ジュード・ベリンガムはイングランドがスペインに敗れた後、クーラーに不満をぶつけた」とし、米メディア「Bleacher Report Football」も「ジュード・ベリンガムはホイッスル後にフラストレーションを爆発させた」と伝えていた。（FOOTBALL ZONE編集部）
