6月に飲酒運転で逮捕されたジャスティン・ティンバーレイク。公演中のステージで逮捕劇をジョークにする一幕も

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米歌手ジャスティン・ティンバーレイク(43)が、6月に飲酒運転で逮捕されたことを公演中のステージでジョークにした。SNSでこの動画が拡散されると、「公の場で謝罪もせず、冗談にするなんて」といった非難の声で溢れ返った。ジャスティンは釈放後にツアーを予定通り開催し、逮捕後初のステージではファンに向けて感謝を述べていた。

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ジャスティン・ティンバーレイクは6月17日(以下、現地時間)、米ニューヨーク州のサグハーバーにて飲酒運転で現行犯逮捕された。

当時、ジャスティンはサグハーバーにあるホテルで友人達とディナーを楽しんだ後、滞在先へ戻るために運転していたところを警察官に止められた。その後、逮捕され身柄を勾留されたが、翌18日朝には釈放された。

ジャスティンは同月15日にワールドツアー「Forget Tomorrow」の一環として米フロリダ州マイアミでの公演を終えたばかりで、21日と22日にはシカゴの「ユナイテッド・センター」で、25日と26日にはニューヨークの「マディソン・スクエア・ガーデン」での公演が控えていた。

そのため逮捕時には「これでツアーが台無しになる」と不満を述べていたと、目撃者が語っていた。

その後ツアーは予定通り開催され、21日には逮捕後初となるシカゴ公演のステージに立った。

ジャスティンは絶叫する観客達に向けて、「僕達は良い時も悪い時も、どんな時でも乗り越えてきた」と語りかけ、こう続けた。

「タフな1週間だったけど、みんながここに来てくれたし、僕もこの場所にいる。この瞬間を変えることはできない。時には、僕を愛することが難しいってことはよく分かってる。だけど、みんなは僕を愛し続けてくれる。僕もみんなに愛を返すよ。」

さらに25日、ニューヨークの「マディソン・スクエア・ガーデン」公演の会場では、ジャスティンの妻で女優のジェシカ・ビール(42)が駆けつけていた。

米メディア『TMZ』が公開した動画では、ジェシカはジャスティンが歌う『Until the End of Time』に合わせて身体を揺らし、歌を口ずさむ姿が映っていた。

そして29日にボストンの屋内競技場「TDガーデン」で公演した際には、ジャスティンが自身の逮捕劇をジョークにする場面があった。

SNSで拡散された動画によると、ジャスティンが観客に向けて「今夜、ここに運転して来た人はいるかな? いや、冗談だよ!」と話しかけている。すると会場からは、大きな歓声と笑いが起こった。

この動画を見た人々は、ジャスティンが飲酒運転の逮捕劇をジョークにしたことに不快感を抱いたようで、批判的なコメントが続々と寄せられた。

「まったく笑えない。」
飲酒運転について、面白いことなんて何もないよ。」
「公の場で謝罪もなく、その上ジョークを飛ばす。裁判官は注意すべきだ。今度の裁判では格好の材料になるだろう。」
「なぜなら、飲酒運転は愚かな行為だからだ。彼は命を落としていたかもしれないし、最悪の場合は他人を巻き込んでいたかもしれない。謙虚さを身につけ、自分の行動を反省する必要がある。ジャスティンは、みんなの良い見本になるべきだ。」

なおジャスティンは飲酒運転で起訴されており、次の出廷日は今月26日に予定されている。

(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)