笑顔で手を合わせるミキハウス所属の(左から)坂井丞、樋口黎、文田健一郎、鈴木聡美、野田紗月(カメラ・竹松 明季)

写真拡大

 今夏のパリ五輪代表でミキハウス所属の競泳・鈴木聡美(33)、飛び込み・坂井丞(31)、レスリング男子の樋口黎(28)、文田健一郎(28)、アーチェリー女子の野田紗月(24)が26日、都内で合同取材に応じた。平泳ぎで競泳史上最年長、自身3度目の五輪に臨む鈴木は「一番の目標は自己記録更新。そこを目指せば、メダルもついてくる」と堂々と宣言した。

 パリ五輪開幕までこの日で1か月。33歳の鈴木は更なる進化を求め、ターン後の蹴り出しの足幅を広げるなど0秒01を削り出す練習に腐心しているという。昨年の世界選手権(福岡)の100メートル平泳ぎでは、自身14年ぶりに自己記録を更新。パリでは、2012年ロンドン五輪以来3大会ぶりの表彰台も射程圏に捉えている。鈴木は「とにかく自分を超えることを心にとどめて、頑張っていけたら」と腕をまくった。(大谷 翔太)