敵地さえ虜にする大谷翔平の勝負強さ、今季初登場の3球場で本塁打 全30球場制覇へあと「5」
日本選手最多の通算27球場で本塁打、残っているのはどこ?
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地ピッツバーグで行われたパイレーツ戦に「2番・DH」で先発し、3回の第2打席で中越えの15号2ランを放った。5試合ぶりの一発は、自身大リーグ27球場目の本塁打で、日本人記録を更新している。では大谷が全30球団の球場で本塁打を記録するためには、あとどこが残っているのだろうか。
大谷は昨年までア・リーグ西地区のエンゼルスで6年間プレーしたため、ナ・リーグの東地区や中地区の球場には縁が薄かった。昨季までカブスの本拠地リグレーフィールド、ナショナルズのナショナルズパーク、パイレーツのPNCパークではプレーしたこともなかった。
今季は4月5日(同6日)にリグレーフィールドへ初登場すると、5回に右越え2ラン。4月23日(同24日)はナショナルズスタジアムでは9回に右中間へソロ、そしてこの日のPNCパークでの初本塁打と、いずれも初登場のカードで本塁打を放つ勝負強さを見せてきた。
では全30球団の本拠地でプレーした今、本塁打を記録していないのはどこなのだろうか。
フィリーズのシチズンズパークでは、通算23打数で本塁打がない。ナ東地区では、WBCでの活躍が印象的なマーリンズのローンデポパークでも7打数ノーアーチ。中地区ではカージナルスのブッシュスタジアムで11打数、レッズのグレートアメリカン・ボールパークでも14打数でノーアーチだ。意外なところでは、西地区のライバル球団ダイヤモンドバックスのチェース・フィールドでも通算17打数で本塁打がない。
大谷は2019年まで使われたレンジャーズの旧球場、移転後の新球場の両方で本塁打を記録しており、2021年に新型コロナ禍の影響でブルージェイズが短期間本拠地としたフロリダ州のTDボールパークでも本塁打を打っているため、全球団の本拠地で本塁打を放つにはあと5球場が残っている。
今季は8月にカージナルスとダイヤモンドバックス、9月にマーリンズとのビジターゲームが組まれている。今期中に、どこまで迫ることができるだろうか。
(THE ANSWER編集部)