ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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大谷翔平の伊藤園広告

 ついに始まった大谷翔平と「お〜いお茶」の世界戦略に、日本でもおなじみの海外記者も驚きを見せた。飲料大手メーカーの伊藤園は、無糖緑茶飲料ブランド「お〜いお茶」において大谷とグローバルアンバサダー契約を締結したことを受け、国内外で「屋外広告ジャック」を展開中。昨年、来日して日本の食や文化を紹介した韓国記者もソウル市内で大谷の巨大広告を発見。これには海外ファンから「世界平和に貢献している」「ノーベル平和賞に値する」といった声が上がっている。

 韓国でも文字通り、圧倒的な存在感を示した。ビルの壁面に掲げられた「お〜いお茶」の広告。茶畑にいる大谷がペットボトルを手にし、彼方を見つめている。広告の文言は商品名こそ「Oi Ocha」と英語表記だが、紹介の文言はハングル文字。韓国のファン宛てに作成された広告のようだ。

 韓国メディア「聯合ニュース」のユ・ジホ記者は自身のX(旧ツイッター)に「オオタニの広告がソウルのダウンタウンのビル側面に登場」とつづって、写真を公開。ユ記者といえば昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の取材で来日し、日本の食や街並みなどを立て続けにXで紹介したことでも知られている。そんなユ記者は、母国でも日本を感じる光景に出くわしたことに触れている。

 日本人ファンは「ソウル谷さん」「おお」「韓国にも大谷さん」と反応。海外ファンからは「オオタニは真に世界平和に貢献している」「片手で(単独で)日韓関係を修復しようとしている彼はノーベル平和賞に値する」など、スケールの大きなコメントが寄せられている。

「お〜いお茶」はグローバルアンバサダーの大谷との新たな施策「国内外全85か所以上の屋外広告ジャック」を実施。5月31日から始まった大谷の地元・岩手県の盛岡駅の屋外広告を皮切りに、国内12都道府県82か所、ニューヨークやロサンゼルス、韓国、台湾の海外6か所で順次公開している。渋谷駅と名古屋駅構内には、契約発表時に話題を呼んだ新俳句が書かれた「お〜いお茶」ボトル型の巨大円柱も出現するなど見所満載だ。

 大谷が現地8〜10日にヤンキース戦で訪れるニューヨークでも、タイムズスクエアにて巨大広告の掲出を予定している。

(THE ANSWER編集部)