とちぎテレビ

個性的な味などで人気のクラフトビールですが、栃木県内のブルワリーで作る「クラフトビール」の品質向上を目指して、宇都宮市で4日、審査会が開かれました。

品質審査会は、県内のクラフトビールメーカーで構成する栃木クラフトビール推進協議会が開いたものです。お酒の専門家が審査、評価することで、ビールを手掛けたブルワリーに、よりおいしい商品づくりに役立ててもらうのが狙いです。

栃木県は、全国でも有数の麦の産地で、中でもビールに使われる二条大麦は全国1位の生産量を誇ります。協議会によりますと、県内のクラフトビールは、1996年に最初のブルワリーが製造を開始してから毎年増加しています。今年も数カ所が開業を予定していて、出荷量も増加傾向にあります。

この日は、県内にある全てのクラフトビールメーカー12社が集まり、28の商品を出品しました。審査では関東国税局の酒類鑑定官室と県産業技術センター食品技術部の職員、合わせて5人が「利き酒」をしたりして、出来栄えをチェックしていました。

審査会では順位はつけずに、県産業技術センターが苦みや糖分などを科学的に分析した結果と、味わいやキレなどを合わせて評価し、ブルワリーに対して助言を行いました。